「エビ中文化祭 〜恵比寿リトル歌劇団、ふたたび〜」のこと!

エビ中のミュージカル@赤坂ACTシアターに行きました。


去年のリトル歌劇団もドタバタしてておもしろかったので、すごく楽しみにしてたんですが、今年はちょっと、んー、端的にいうと脚本がウンコだったな〜という印象。去年の件もあるし、キネオさんの映画はおもしろかったから、なんか、ちょっと残念です。でも、「ヴァンパイアヘブン」も、瀬田なつき監督の意思から逸脱してスタダ勢が介入しすぎてるような気がするので、今回の脚本もスタダの偉いひとが介入しすぎているのかもしれないなー。そういうのやめればいいのになー。または、キネオ先生がシチュエーションありきで本を作っていったか。つまり「エビ中によってハッピーエンドになる」「パート割を変えてエビ中曲を歌う」「映像とシンクロする舞台装置」、この3つの軸があって、肉をつけていったと。まぁでも9人全員に見せ場を作るとなるとトッ散らかっちゃうのは仕方ないのかな〜。


といいつつ、単純にみんなの演技を楽しめたのでよかったです。ぁぃぁぃとか真山さんはさすが、言葉に体重が乗ってるというか、台詞を自分の血肉にしている印象で、真山さんみんなに「きょうも噛んでた」って突っ込まれてたけど、ポテンシャルすごいなと思いました。真山さんって、わたしがエビ中見始めたころってダンスもすごく硬かった印象あるんですが(ダイナミックでしたが)、いまはすっかりやわらかくダンスらしいダンスになっていて、本当に努力のひとなんだなー。ぁぃぁぃは天才肌ですね。なんでもできる。で、今年おどろいたのはとにかく裕乃ちゃんの演技です。もちろんまだまだだとは思いますが、裕乃ちゃん、台詞をちゃんとモノにしていて上手だった。ものすごい女優の素質がある人なんだなぁと思いました。ぁぃぁぃとの掛け合いやばかったですね。あそこだけはコントとしても成立してた。あと安本さんの演技もよかったです。クライマックスの一人芝居は、さすがにうるっとくる迫力がありました。あとはりななんの「大人はわかってくれない」のアカペラが本当に素晴らしくて、心が震えました。いつもあんなに歌えないりななんが、たったひとりでアカペラやって、しかもしっかり強く歌っているということに。あのシーンがみれたからこのミュージカルに満足したと言って過言でない。なんだかんだ結局満足してる(笑)。でも、もし来年もあるんだとしたら、舞台装置にお金かけるよりは脚本、または劇中歌にお金かけてほしいよ〜。パート替えでエビ中の曲歌うのもいいんだけど、しかもフォーメーションもチェンジして歌ってたのはすごいよかったんだけど、でもエビ中じゃない歌を歌うのも見たいです。だってなっちゃん登場シーンのソロよかったし、ぁぃぁぃのソロもよかった!去年の瑞季&安本さんのオリジナル曲も音源化されてないし、今回のも日の目をみないのかな〜。


しかし、ファミえんはついに抽選も一般もダメでした。がーーーん。