ここ数か月のいろいろ

イェイ!(桃色スパークリングなっきぃの声で!)


日記放置しがちですが、きょうは久々に仕事中に時間ができた&上司の香水が臭くて死ぬので日記を書こうと思います。小さな反抗、これぞパンクってやつです。または社内ニートってやつです。ちなみに仕事中に日記を書くときのポイントは、誰が背後を通過しても決してたじろがない、です。


きのうはモーニング娘。のチェキ会に行きました。「One・Two・Three」の全バージョンをBOXで購入するとおまけでついてくる特典だったんですが、「One・Two・Three」には期別のカップリングが入ってるし、もともと全バージョン購入予定だった自分には朗報、てなわけで2か月ぐらいずーーーーっと楽しみで楽しみで…。とはいえハロスタッフの横暴さにはいつも泣かされてるので、どうせまた悲しい気持ちで帰ってくるのだろうな…というあきらめも半分、で、当日を迎えたわけですが、受付を済ませて2階へ上がると「いえーい!」だの「ずっきゅん!」だの「ピース!」だの掛け声が聞こえてくる。これ、撮影するときにメンバーがみんなで言ってるんですね〜。超たのしそう!てかおかげで待ってる間も楽しい!あれあったから待ってる間も緊張しないで済んだな〜。ほんとありがたい。ザ・摩天楼ショーチームこと田中れいな譜久村聖生田衣梨奈飯窪春菜、佐藤真樹の方が掛け声のパターンいろいろあってわいわいきゃっきゃ楽しそうだったですね(あっちがオリジネイターみたいです)。
で・も、わたくしはだーいしこと石田亜佑美さんのいるOne・Two・Threeチームとの撮影。掛け声のせいもあってか列がすいすい、待ち時間はほんの10分ぐらいでした(体感)。整理券をおねえさんに渡してドキドキしながら待ってるとすぐにお兄さんが「ポーズは?」と聞いてくる。「み、みんなが一番かわいく見えるポーズで!」という無茶ぶりをリクエストしてみると、お兄さん「みんながいっちばんかわいいポーズで!」とちゃんとメンバーに伝えてくれる。メンバーが前後に座っていてその中央に座っての撮影だったんですが、運よく左隣が石田さん!「お願いしまーす」とか言いながら席について左を見て、「好きです!!」と伝えてから撮影に入りました(笑)。わーん、うれしいよ。そしてチェキを回収して「ありがとうございましたー!」と挨拶して退場。最後までだーいしは手を振ってくれたし、鞘師さんも目をつぶって「んー」みたいな顔で愛嬌を振りまいてくれました。幸せ!メンバーの場作りをはじめ、思ってた以上にスタッフさんが親切で(笑)とても楽しいチェキ会でしたん。わっほわっほ。鞘師ちゃんが次のシングルでもこういうのやりたいってブログで書いてるから、ぜひぜひやってほしいでーす。などと言いながら今日は9期10期の握手会だー!握手したら昆虫キッズの新作買うんだ!わいわい!


こないだエビ中@ZeppTokyo1部、本当に素晴らしくて、ああ、エビ中のこういうとこが大好きなんだよなって改めて痛感したんだけど、途中MCでりななん&ひなたが残されたとき、ふたりで「どーしよっか〜?」でおもむろにりななんが「かくれんぼしよー!」って言い出したんですね。かくれんぼって、ステージに隠れるとこないじゃない!でもひなたは「う、うんいいよぉ〜(やや引き気味)」でかくれんぼが始まるわけですが、りななんガラガラガラガラ〜って台車みたいのもってきて、その裏に隠れるという、で、「もういいかーい?」「もういいよー!」「りな見つけた〜。みえてるよぉ〜」という茶番を延々みている我々。これ、ひなたが隠れるバージョンのもう1セットありますからね(展開同じ)。


「つぎどうする〜?」「鬼ごっこしよう!」と、今度はステージ上をぐるぐる追いかけっこ、しかもひなたはすばしっこいからなかなかつかまらないけどりななんはあっという間につかまる(笑)。で、ゼイハーしたまま「次どうする〜?」で客席から「にらめっこー!」という助け舟が入るも「体動かすやつがいい〜」とりななん。で、グリコのおまけ(じゃんけんしてグーで勝ったら「グリコのおまけ」分進む、チョキは「チョコレイト」パーは不明)を1回やってひなたが惨敗して、さらにだるまさんがころんだを行う。りななん「じゃあ誰がだるまやる〜?」となんかギリギリの発言を無邪気にしてました。


やー、すごいよね、この自由度!サンシャインのライブのとき「エビ中がどういうグループかは、歌とダンスを見てもらえればわかります!」て瑞季ちゃんが言ってて、なんとなく違和感があったんですよね。歌とダンスはもちろんどんどん向上してるしみんなかわいくなってるし、でももうちょっとなんか、こう、言葉で説明しづらいなんかがもっと、ねぇ〜。て気持ちになっていまして。Zeppのライブみたとき、近藤キネオさんという演出家がついていながら、そして近藤さんは近藤さんで素晴らしい演出でライブを彩っているにも関わらず、その演出をするっと飛び越えて自由自在にふるまう無邪気なエビ中ちゃんたちの美しさ。あんなの他のどのアイドルのライブでも見ないよ。Zeppのステージでかくれんぼなんて、エビ中にしかできないよ。これぞ正真正銘King of 学芸会!!って思いました。その後、初披露された「スターダストライト」ではメンバーのスターオーラが凄くてキラキラして生命力に満ちててただただ泣けた。もっともっと大きな場所で、彼女たちを見たいです。


そうそう、美怜ちゃんがほんとかわいくって…。エビ中インディーズベストが出る!て発表のとき、まぁわたしなんかはね、れいにゃんのことが脳裏をよぎるわけですよ。それどころか、毎回、元れいにゃんのパートを歌われるときは、やっぱり何がしかの思いがよぎるわけで。こんなふうに歌うんだ、みんな、自分のパートになっててうれしいなぁとか、そういうことをね、しつこく、というつもりもないんだけど、やっぱ思っちゃうんだよね〜。だからインディーズベスト盤は録り直すのか、はたまた録り直さないのか、大きな問題であるわけで、まぁどっちでもいいっちゃいいんだけどね、でもよぎっていたら、ふと瑞季ちゃんかな?「昔の声は今の声と違うからね〜」って、言ったら美怜ちゃん「えー!!やだーー!!!全部録り直したいーーーーーー!!!」と、わたしの愚かな未練をたたっきるように叫んでて、ハッとしました。そのあとMCで、安本さんが「エビ中のライブは受け身じゃ楽しくありません」みたいなことを言おうとして、「受け身、受け身?」てなっちゃったとき、隣のぁぃぁぃがそっと近づいて耳元でフォローしてるにも関わらず、ガッと近づいてって安本さんの腰のあたり「スパーン!」と叩いて必死の顔でフォローしようとしている美怜さん。ほんっとうに裏表のない素直ないい子だなぁと思います。青年館でもアンコールのアンコールで「もう1曲うたいたーい!」て言い出して予定外のアンコールを校長に懇願して実現させたり、腹の底と行動に1mmの狂いなし。ほんっとそのまま素なんだよね。さすがはさそり座B型情熱の星に生まれた子。思ったときが行動のとき。ほんと美怜ちゃんのそういうとこ大好きです。だからさー、美怜ちゃんが「大人はわかってくれない」なんて言うと思えないんだよねー。てかエビ中メンバーで「大人はわかってくれない」ってアティテュード持ってる子いないと思うんだよね…。だからあの歌は、そんなに好きじゃないです。「ほぼブラジル」がほんと大好きでこの夏の1曲だったわけですが、あの曲の素晴らしさはこのかたが全部書いてくれたんで、こちらをぜひ。


以下はけっこう前から書き溜めていたもの(もう読み直しせずアップします)


柴田聡子「しばたさとこ島」
今、「オリーブ少女の末裔」というとやくしまるえつこさんになるのかもしれないけど、生粋かつ超進化系な天然色オリーブ少女の末裔といったら、断固彼女を支持したい!無自覚なイノセントと暴走、とでもいいましょうか、彼女特融の独特の詩とリズムがナチュラルに吐き出されていて、恐ろしくも心惹かれます。いわゆる子宮と直結なフィメールSSWの描く性の生々しさには敬遠してしまうんですが、柴田さんって生理のグロさをポップに描ける数少ない女性だと思う。例えば大島弓子の、なんか生理中はぴかぴか光るものがほしくなってクリップ買っちゃったけど、冷静になってみたらまったくいらないからそっと店に返すというエピソードのような、自分で制御しかねるモンスターを抱えてる感じの、世界の手触りに、違和感に、おびえながらふるえながら声を出して、歌を綴ってるイメージ。歌うことで消化していくイメージ。彼女の違和感をたっぷり食べて生まれた言葉とメロディとリズムは、素っ頓狂でいびつでぶっ飛んでるけど、ピュアでエバーグリーンなポップソング。歌としてこの世に放たれるべき音楽の10編。


アンダーボーイズ
古き良き往年感あふれる良曲をうみだす作曲家、せきぐち萌さんの新しいバンド、アンダーボーイズ。Paradiseも大好きだし、萌さんの曲を1stソロから聴いてきたファンでとしては、萌さんの曲にあそこまでハネたリズムはいるのかなぁ?とか、あんな今っぽいアレンジでいいのかなぁ?とかいろいろ思うところはありますが、それでも「テレポーテーション」などは曲の世界を壊さないコズミック(コズミック?)なアレンジでよかったし、何より萌さんがセンターで楽しそうにしてるのがいいですね。自作のマラカスを持ってマイク2本立てて超深いリヴァーヴとフラットなの分けて歌ったり、チープなアイディアだけど思いつきを全部ステージでやったれ!って心意気が頼もしいじゃないですか。華があるかないかでいったらないと思うんですが、だからこそ彼の個性というか、彼がまんなかで歌う意味があるのだなぁと思います。萌さんには成り上がってほしいです。心が優しすぎてつけこまれて虐げられて貧乏くじばっか引いて、結局そんな自分を曲にして歌うしかなかった萌さんだから、彼がうみだした名曲の数々とともにでっかくなってってほしいです。アンダーボーイズでそれがやれたらいいなと思います。でもね往年の歌謡曲アレンジも聴いてみたいですよ萌さんの曲で。何度でもいうけど、現代の筒見京平といって過言でないと思ってます。いま、こういうオーソドックスないい曲をつくれるひとってけっこう少ないんじゃないかなって思うんですけど。ツイッターにも書いたけど、アイドルのスタッフさんははやく萌さんの存在に気付くべきだ!アルバムのB面の真ん中ぐらいの地味な曲なんだけど、ファンの間では永遠に語り継がれる名曲となり得る曲を彼は作れるひとだ!


ミツメ
ミツメがかっこいいですね〜。とにかく曲がかっこいい。スピッツとかの良質J-POPから昆虫キッズやシャムキャッツらインディ音楽に影響を受けると同時にクラウトロックやエレクトロ、変拍子も取り入れる貪欲な音楽センス。かつ、日本語のリズム感の使い方がうまいこと。こう、日本人の持ってる演歌のリズムや節回しをDNAに残しながらも宇多田ヒカルミスチルが開拓してった日本語節回しが血液になっている感。てか、リズム感が違うんだよな〜。拍手を表でしない感じ。裏でとる感じ。平成っ子。ちゃんと「いま」が鳴ってる音なんですよね。ひとクセあるリフとそれに絡むもう一本のギター、その間を漂うメロと言葉のハネ感。リズム隊がシンプルに安定してうわものを支えて極上のグルーヴを演出するので身体が分離しそうな気持ちよさがあります。さらに、みんな美男子なんだなこれが。売れる気しかしない!彼らはライブだとなおさらかっこいい!体感してほしいあの気持ちよさを!


くほんぶつ
くほんぶつの1st音源が出た!くほんぶつとは内田るんさんのバンド。初めてみたときの最初に鳴らされたギターのリフが、単純なダウンストロークだったと思うんだけど、もうパンクとしか言いようがない音で、「世界がまっぷたつに軋んだ」とはこういうことか!と思うほどビックリした。コードも1〜2個しか使ってなくってまさにパンクアティテュードだぜ!とか燃えながら、でも曲がめちゃくちゃポップで、言葉がすーっと入ってくる。るんさんが昆虫キッズのカバーしてる「ピートタウンゼント」のオリジネイターだということは知ってたけど、この言葉の響かせ方はちょっとすごい。このひと何者なんだ!などと嫉妬を覚えながらも、天真爛漫に歌に身を投じるるんさんが神々しくて、あっという間に大好きになってしまったバンドです。その後、るんさんのソロや、るんさんの別のバンドも見たけど、やっぱりくほんぶつが一番好きです。「スカム」や「パンク」で終わってしまいかねないるんさんの曲の初々しさを、いっちばんいいかたちでポップスに昇華してるバンドだと思います。なんかキラキラしてるんだよな。ライブとかみてると一音一音ドキドキするんだよな。鍵盤のせいもあるかもですが、アーントサリーみたいだなとかちょっと思ったりしました。で、音源のほうですが、そんな彼女らの初々しいフレッシュさと音を鳴らす喜びにあふれた空気をばっちり詰め込むことに成功してて狂喜。この前に出てたライブ盤はちょっとスカムが過ぎたのであんまり聴いてないのですが、これなら出勤時間に聴いて元気出せるぜ!やった!うれしい!ジャケットの仕掛けもDIYを逆手にとった楽しさで素晴らしいです。いま誰でも簡単にバンドやってライブして録音してCD出せるけど、みんなくほんぶつの才能を目の当たりにして志が折れればいいのにって思います。

パブリック娘。
ヒコさんのエントリー読んでからしばらくパブリック娘。しか聴かない日々が続きました。というか、いまでも飯田橋を下りてから会社までの徒歩5分はパブリック娘。だい!リリックで「歌広でレコーディングなう!」とかゆってて、彼らカラオケでこの録音やってるんだなぁとか思うと、名曲はいつでもどこでもどんな状況でも生まれるのだ!と鼻息荒くなります。しかも間奏でボソッと「清水さんあんま揺れない方がいいみたいっすよ」とか入ってて、なんか録音中リズムとりながら揺れすぎちゃうのか、たま〜に声が遠くなったりするのが本当に愛おしい。しかもラップもそんなうまくないところがまたたまらない(「このパーティを〜」ではずいぶんうまくなってるけど!)。韻を踏むとか日本語のリズムの技とかってよりも「言いたくてたまらない!」「言わずにいられない!」という衝動をつんのめらして言葉を吐き出してる。感情をみなぎらせてる。ツイッターに【「仲良しの秘訣は未だ秘密友達ずっと友達 会社に行っても友達サー」とかほんとやばい。大学4年生の彼らにしか書けない刹那】て書きましたが、「サー」のあとのフェイクの方に実はグッときてるんですよね、もう音割れとか無視して言いたくてたまらなかった感ね!この「サー」に思いの丈を詰め込んでやる感ね!で、ありながら「ちゃんと大人になれるんだろうか…バイト帰りのマンションの廊下」とか、本音をポロッと漏らしちゃうところに心がかきむしられます。若者の馬鹿さ加減もボンクラな日常も、将来への漠然とした不安も、恋も刹那も、全部つめこんでまぶしいほどの永遠にしてしまうパブリック娘。、社会人になってしまって、なかなか集まれないみたいですが、これからの活躍に期待!新曲どうなっちゃうのか楽しみです。




思えば、誘われて演劇を見始めた最初が快快のおばけやしきで、その次が五反田団の「五反田怪談」でした。ちょうど1年前ぐらい。快快はいつまで経っても劇が始まらず、おばけが歩き回ってる会場で焼きそばを食べるなど。五反田怪談はみんなで怖い話を話しているのを眺めていた。まじで演劇ってむずいなという印象でしたが、1年間み続けてきてよかったな。感動する時間や好きなものがたくさん増えました。



というわけでここのところみたもの。



●ままごと「朝がある」
ひとり芝居と舞台演出がすごかった。ただなんか「わが星」で到達した、柴さんの信じる「世界の尊さや輝き」というのを、よりロジカルにいっこいっこ説明してる感じがして、そんなに外壁かためなくていいんじゃないかしらと思いました。信じる世界にほころびがあったとしても、もちろん突っ込んだりケチつけたりするひとはたくさんいるけど、ほころびだって愛していいしそんなことで崩れないってもっと強く信じていいし、そういう強度のある作品がみたいって思います。


五反田団「五反田怪談」
途中で眠くなりそうだぁと思ったけど、前田さんが話し出したらググッと引き込まれてめちゃくちゃ集中してしまった。去年は気づきませんでしたが、ものすごい話術を持ってらっしゃる方ですね。こう、期待を煽って、表情をつくって、間をおいて、話す。間、があるんですよね。間のリズムが。もちろん言葉の選び方とか話すトーンの心地よさ、身振り手振りの面白さも抜群。「え、それから?それから?」って思わずにいられないし、ただしゃべってるだけでほんとに笑える。好奇心と興奮をくすぐるのが上手だわぁ。あまりに感動して次の日も見に行っちゃいました。台本がかなりファジーだと知れてよかったです。


●ハイバイ「ポンポン お前の自意識に小刻みに振りたくなるんだポンポン」
こっれはほんっとにおもしろくって、客電がついたなかでゲームをやってるっていう、始まる前のぼんやりした時間からしてもうずーーーっと笑ってましたね。ずーっと笑ってた。演劇であんなに笑うの初めてです。ファミコングーニーズの、上から噴き出てる炎では死なないっつーやつね、当時衝撃だったわー。ずっとよけて歩いてたもの。そういう、ノスタルジーをほじくり返される笑いと、突然に組み込まれてくる不条理な笑いとあり、とはいえただ笑える物語なわけでは当然なく、しっかり最後まで物語が素晴らしかった。何より登場人物が全員魅力的で、すっとこどっこいながら必死で生きて、不器用ながらそのやり方しかできない切実さで思いを伝えようとするさまにグッときてしまった。岩井さんは優しいひとなんですね。サイトには「主催の岩井秀人の引きこもり経験を糧に演出された〜」とありますが、彼の【演劇】に対するアイロニーや愛、想いなんかも垣間見える気がして、いやー、こういう愛が詰まってるのに弱いです。よかったなぁ。もう一回絶対に見たい!


●マームと誰かさん その3 今日マチ子さん
ツイッターにもちょっと書いたんですが、マームとジプシーのなかで唯一苦手な部分があって、それは生理の扱い方なんです。藤田くんにとっては血管を流れる赤い血よりも、子宮の内膜がはがれる経血の方が、生きてる象徴に思えるのでしょうか。わからないんだけど、ちょいちょい生理の表現に違和感があって、今日マチ子さんといっしょにやることでそのへんがどう変わるかなぁと思って期待してたけど、イメージはあまり変わらなかったなぁ。生理って、ほんと単なる生理現象というか、後ろ暗いところもないと思うし神聖なものとも思ってないし、水につかると血は出ないけどさすがにタンポン入れるよねとか、生理が来そうだったらナプキンつけとくよねとか、とにかく女子は生理と生活してるんです。生活の一部なんです。大島弓子が描く生理のポップさが好きです。性のポップさが好きです。なんで性とか生理ってロマンのようなものが含まれてしまうのか。あと、高校生のときの自分にあそこまで自我がなかったから共感できないってのもあります。ゆるーくいじめられてたから精神的な余裕がなかったですね。自分に押し潰されるってよりは、他人がぜんぶ敵だったからなぁ。だから、今回のマームにとって「F式蘭丸」は自分を押し潰す悪魔だったわけで、自分にとってはよき子と同じく、かけがえのない友達だったわけで、正反対だったと。でも、ラストの、今日マチ子さんの青空をバックに浮かび上がる青柳さんの横顔のシルエットが、夏と、若さと、まぶしさと美しさを放っていてすごくよかったです。



あ、あとペニノ「誰も知らない貴方の部屋」もみましたが、むずかしかったです。おちんちんっていいなと思いました(小学生の感想)。