小田さくらソロイベント「さくらのしらべ」のこと!


すっかり小田ちゃん激推しです。ハロコンにて、メインメンバーと勘違いするほどの激しいダンスを、うしろの待機席でしている小田ちゃんの「ほんっとーーーーーにダンスが好きだ!!!!!!」っぷりも、そして「Help me!!」のラスト♪栄〜光〜のフェニックスポーズどセンターでのかっこよさも、そしてそこから腕をぶるんぶるん8の字に振るときにも気を抜かない足の位置の美しさも、リリース当初はフォーメーションにいなかった「One・Two・Three」イントロど真ん中でうねうねしているのも、むーーーーっちゃくちゃかっこいくて美しくって見とれてしまった!「ドッカーンカプリッチオ」はフクちゃんの♪わたしセクシ〜のエロティックがすごいけど、何気に小田ちゃんのエロさもやばいです。なんなんですかあのエロさは。わたしは皮下脂肪のついていない少女のダンスこと肉体の躍動がたまらなく好きなのですが(大人になるとボトムが重すぎる)、小田さくらちゃんの体は、肉が付き始めた少女の妖艶を体現できる唯一の踊り手だと思っている。あどけなさやピュアさを兼ねながら、エロスを放出する肉体の躍動。ほんと、モーニング娘。を見る機会があったら1分でも小田さくらちゃんを見てほしいよ。大人になったらいつまでも大人のダンスを踊れるけど、少女期のこのダンスはこの時期にしか見れないんだから!


と、いうわけで。小田さくらちゃんの初のソロイベント「さくらのしらべ」です。1回が約90人ずつの限定となるプレミアムイベント。抽選申し込みスタートと同時に1部2部の2公演とも申し込んだにも関わらずどちらも落選、しかし平日14時から開始というサラリーマン涙目の当日券予約の電話もずーーーーーとつながらない、「もうダメだ〜。仕事に戻らないと〜。あと1回かけてダメだったらあきらめるしか!」と思ったそのとき、わたしにひとすじの光が射したのでありました!「もう17時からの回しか残ってませんが…」「はい!大丈夫です!!」ということでチケットをget!その足で早退申請をおこない「さくらのしらべ」当日に備えたのでした。あ〜〜〜〜〜よかったああ〜〜〜〜(履歴を見たら約15分間、2つの電話機で100回ずつコールしてました)


それまで流れていたBGMがすぅっと消えて、どよめく会場。客席の横を通って小田ちゃんが登場。その足早さに緊張の色を垣間見る。だって、これが、小田さくらちゃんはじめての、生まれてはじめての、ソロライブですよ。いっくらいつもは緊張しないと豪語する彼女だって、そりゃあもう緊張してんだろう!と、ここまで書いて1/娘。で「ライブ前は正直まだ緊張する」と(笑)。緊張しないのはラジオだけか。なんかステージ立ってても「あまり緊張してない」って言ってるのを見た気がしてました。まま、とはいえ、こんな小田さくらちゃんが見れるのは、この第1回のみですから、ほんと1回目の当日券が残ってて神様ありがとう。1曲目はモーニング娘。の「恋ING」。を、歌う直前にマイクが拾ったブレスがもうやばかった。すぅー、と吸うその息が3回ぐらい波打ったんですよね。つまり、息すら震えてた。このうわずった息遣いで、彼女の緊張が痛いぐらいに伝わってきてしまった。そのままこわばった顔で歌う小田ちゃん。でも、ふと、紫色のサイリウムが視界に入り、ふわっと笑みを漏らす。わかんない、カメラを見ただけなのかもしれないけど、見てる限り、小田ちゃんの動きはそんなふうに見えました。MCに続いて、生まれて初めてのオーディションで歌ったという「有頂天LOVE」。「聴いてください、有頂天LOVE」と告げると客席から「おぉーー」と声が漏れる。のを聞いて、一瞬「あれ、ダメだった?」みたいな素の顔を見せた小田ちゃんきゃわ!♪ぶっちゃけこの世の終わりって〜、のとこ、振りが「有頂天な日々送ってる」方になってたけど、それも小田ちゃんらしくてラブリ〜。しかもみんなスマでやってるミックス入れたかろうに、リズムに乗りながらも静かに小田ちゃんの歌に耳を傾けている。「さくら〜!」みたいな声も上がらないしサイリウムもほどほどだし、手拍子すらも間奏部分でのみおこる。本当に、みんな小田さくらちゃんの「歌」を聴きにきてるんだなって、その気持ちがひとつになって会場ぜんぶの空気を作り上げていた感じ。素晴らしかったと思います。続いて「Be Alive」。これは言わずもがな、モーニング娘。11期オーディションの課題曲です。「Be Alive」と曲名を告げ、またも会場から「おぉーー」という声が漏れると、こんどは「へへん!」みたいな顔でニヤッとして、すぐに「やばっ!」て感じで歌に入る「Be Alive」の表情をつくった小田ちゃんきゃわ!こういう細かい動きがみれるのも90人限定という会場のなせるワザ。本当にありがたいです。そしてあの頃よりグッと感情表現が増した小田ちゃんのソロ「Be Alive」、最高でした。


曲にちなんでスマイレージのオーディションでは宮本佳林ちゃんと同じ部屋だったとか、モーニング娘。のオーディションは「つんくさんが話があるみたい」と小田ちゃんだけ呼ばれて部屋に入ったら合格の通知だったとか、興味深いMCを挟んでミキティの「会えない長い日曜日」、安倍なつみ息を重ねましょう」と続く。本当のことを言うと、ここまで「あれ?小田ちゃんってもっと歌うまくなかったか???」と思ってました、実は。いや、じゅうううぶんに上手だったんだけど、声の起伏がないというか、声に体重がのってないというか、モーニング娘。のライブで見るときの方が、ソロパートの一瞬でも「うわ、すご!」て思う迫力があったんですよね。で、「もっとうまいと思ってたなー」って。でも、きっと、緊張のせいだったんだろうな、「息を重ねましょう」からとてつもない本領が発揮されてきた。特に低音ボーカリゼイションの艶っぽさとむずかしい半音メロディの完璧な捉え方、さらにサビでのファルセットの高音の美しさ、こーれーはもう、この1曲がもっとも、小田さくらという歌い手のポテンシャルをあますことなくむき出しにしたといって過言でない。本当に素晴らしかった。本当に素晴らしかった。そして松浦亜弥「気がつけばあなた」℃-ute世界一HAPPYな女の子」ぐらいで、ようやく小田ちゃん自身もこの場所で歌うコツをつかんできた感じ。声に体重がのっかって、感情表現が豊かに、小田さくら、らしい歌い方をしてたと思います。最後の♪あのこに!ちょっと!ジェ〜ラシ〜、とかむっちゃ可愛かったわぁ。ひとりで℃-uteの「しょい」みたいなダンスやってる小田ちゃんもくっそかわいかったです。そして「モーニング娘。の歌の芯を担えるひとになるのが夢です」といった発言のあと、最後に「歩いてる」。ここへきて、この場所で歌う距離感をつかんだ小田ちゃんの声がぐんとよくなったため、歌の途中でPAさんがオケの音量を上げるという無茶を(笑)。小田ちゃんの顔にも困惑の色が(笑)。でも確かに、オケの音をあげることで、より小田ちゃんが、躊躇せずというのか、セーブせず、かな、自分にリミッターかけずに歌に集中できていたような気がします。声もよく出ていた。だから、正直言って第1回は最後の最後でやっと歌が完成した感じ。見てないけど、第2回の方は、もう小田ちゃんは最初っからこの完璧の状態から入ったんだろうな〜。彼女はそういう度胸のある子だから。だけど、この小田さくらという少女のドキュメンタリーがみれたのは、最初のこの1回だけだから、それは何にも代えがたい貴重な体験だったと思います。ほんっとーーーーーーーにみれてよかった!


最後の握手のとき、「緊張しました?」と聞いたら「はい!だいぶ!!」と言ってました(笑)。あーーー小田ちゃんかわいい!最高!大好き!!


セットリスト
恋INGモーニング娘。
有頂天LOVEスマイレージ
Be Alive−モーニング娘
会えない長い日曜日藤本美貴
息を重ねましょう安倍なつみ
気がつけばあなた−松浦亜弥
世界一HAPPYな女の子℃-ute
歩いてる−モーニング娘。

土井玄臣『the illuminated nightingale』のこと

鬱積してる。


抱えきれない業のようなものと、絶望であふれた哀しみのようなものが。土井玄臣さんの音楽には。だからわたしは、なかなか向き合えずにここまで来てしまったわけです。「正式な1stアルバム」として全国流通した、土井玄臣さんの『the illuminated nightingale』という作品に。もちろん、単純にいいメロディと多彩な音楽性、文学的な歌詞でいながら日本語をかけはなれた音像の節回し、女声的なファルセットから地獄を這いずる朗誦のようなヴォーカリゼイション、録音の奥深さ、そのぜんぶの気持ちよさだけでも土井さんの音楽は十分に素晴らしいと言い切れるんだけども、そこに土井さんのパーソナル、のようなものが隠し切れず露呈してしまったのが聞こえたときに、ああ、音楽が鳴っているのだ、と思ってしまうのだ。ここに、音楽が鳴る必要があったのだ、と思ってしまうのだ。ポップミュージックに、パーソナルな情報はまったく必要ないと思ってるし、音楽が鳴る「必要」なんて幻想かもしれない。むしろ聴くひとの想像力が介入する隙があるもの、感情を共感できるもの、そして技術力が高くて完成度の高いもの、そういうものをポップミュージックと呼ぶんだとわたしも思うし、だからaikoとか好きだし、だけど、ポップミュージックから零れてしまう、それでも鳴らざるを得なかった音楽たち、をなかったことにしてしまわないために、インディペンデントという場所があるのだと私は思っている。私にとって土井玄臣さんの音楽というのはそういうもので、表向きポップミュージックの兜をかぶっていながら、どうしてもそこから零れて零れて溢れてしまういびつな生命のこぶを掬いあげて鳴らしている、土井さんの音楽の、そんなところにどうしても惹かれてしまうのだ。尼崎で生まれて大阪で育って、救われないひとたちの哀しい人生を目の当たりにしてきた彼は、いつか「自分が光のあたる場所にいくようなことはない」と言って笑っていた。業を受け入れてひとりで生きていく、というような話だったと思う。土井さんの音楽は、そんな彼の懺悔のようであり、赦しのようであり、すべてを受け入れ諦観しながらも漏れる、悲鳴のようでもあるのだ。闇の夜から始まって夜明け前まで、わずかな夜の瞬間を駆け抜ける全10曲。だけどわたしは、1曲目「ダークナイト」で彼が、闇の底から、闇に向かって、“晴れろ ダークナイト”と歌っている、祈りに、どうしたって胸が震えてしまう。それだけで、この作品が生まれる意味があったのだと強く思うのだ。


久しぶりにお会いした土井さんは、「なにを食べても痩せてしまう」と言っていた頃よりもさらにちょっと痩せてて、相変わらず自虐的に、ふざけたことばかりしゃべり続けていて、もちろんそれは彼のサービス精神で、だけど、この日のレコ発というもの対して、喉も、パフォーマンスも、万全に仕上げてきているのだということがわかる、本当に素晴らしいライブをしてみせた。ほぼ新作から曲を演奏しないうえに、打ち込みも使わずギターのみの弾き語り、『the illuminated nightingale』を聴いて土井さんを見にきたひとにはすこし不親切なライブだったかもしれない。だけど、彼は、言葉が音楽に変わる瞬間の空気を完全にとらえて、振動を味方にしながら、零れる音楽の生命を歌った。夜の闇に惑うロマンティックを、その残酷さを、高らかに鳴らしてみせた。そしてそれは、恨みや呪詛を音に縛り付ける行為などでは決してない、愛と恩寵を解放する行為だったように思うのだ。この日のイベントタイトルは「忘れ物をとりにいく」。ともに大阪からきたわたなべよしくにさんの作品のタイトルから取ったそうだが、「忘れ物を取りに来たんで、忘れ物は失くしものに近いんですが、とりあえず返してもらおうと思います」と、確かに彼はそう言った。


明けて新宿タワレコで行われたインストアは、「明け方まで飲んでいた」そうで声がまったく出ておらずのなかなかなライブをやっていたけど、もう3回に1回でも土井さんのあんな神懸かり的なライブが見れるならもうもうもう十分です。それはそれで土井さんらしくて愛おしい。こないだの池袋orgは仕事でいけませんでしたが、次にまた素晴らしいライブが見れることを期待して、この名曲を貼っておきます。


ダークナイト 恋をした ひどい暮らしになった
夜が終わる そこに立っていて 夢を見ては醒めていくだけ
ハレルヤ 恋は言った ひどい暮らしに慣れた
手を振る君がこぼれるから 走っては掴まえるたびに
夢から覚めて なにもできずに 「変われやしないわ」と「かなしくないわ」と言う
迷路みたいな夜を転げていく 朝が来るまで
夢の終わる場所で君が目を覚ました
どこへいってもここにいるみたい 手にはいつもの砂混じりの歌
倒れていくから手を伸ばす その手をとる夢を見たわ
こんな小さな胸が震えてしまうくらい 抱きしめる
晴れろ ダークナイト

「エビ中文化祭 〜恵比寿リトル歌劇団、ふたたび〜」のこと!

エビ中のミュージカル@赤坂ACTシアターに行きました。


去年のリトル歌劇団もドタバタしてておもしろかったので、すごく楽しみにしてたんですが、今年はちょっと、んー、端的にいうと脚本がウンコだったな〜という印象。去年の件もあるし、キネオさんの映画はおもしろかったから、なんか、ちょっと残念です。でも、「ヴァンパイアヘブン」も、瀬田なつき監督の意思から逸脱してスタダ勢が介入しすぎてるような気がするので、今回の脚本もスタダの偉いひとが介入しすぎているのかもしれないなー。そういうのやめればいいのになー。または、キネオ先生がシチュエーションありきで本を作っていったか。つまり「エビ中によってハッピーエンドになる」「パート割を変えてエビ中曲を歌う」「映像とシンクロする舞台装置」、この3つの軸があって、肉をつけていったと。まぁでも9人全員に見せ場を作るとなるとトッ散らかっちゃうのは仕方ないのかな〜。


といいつつ、単純にみんなの演技を楽しめたのでよかったです。ぁぃぁぃとか真山さんはさすが、言葉に体重が乗ってるというか、台詞を自分の血肉にしている印象で、真山さんみんなに「きょうも噛んでた」って突っ込まれてたけど、ポテンシャルすごいなと思いました。真山さんって、わたしがエビ中見始めたころってダンスもすごく硬かった印象あるんですが(ダイナミックでしたが)、いまはすっかりやわらかくダンスらしいダンスになっていて、本当に努力のひとなんだなー。ぁぃぁぃは天才肌ですね。なんでもできる。で、今年おどろいたのはとにかく裕乃ちゃんの演技です。もちろんまだまだだとは思いますが、裕乃ちゃん、台詞をちゃんとモノにしていて上手だった。ものすごい女優の素質がある人なんだなぁと思いました。ぁぃぁぃとの掛け合いやばかったですね。あそこだけはコントとしても成立してた。あと安本さんの演技もよかったです。クライマックスの一人芝居は、さすがにうるっとくる迫力がありました。あとはりななんの「大人はわかってくれない」のアカペラが本当に素晴らしくて、心が震えました。いつもあんなに歌えないりななんが、たったひとりでアカペラやって、しかもしっかり強く歌っているということに。あのシーンがみれたからこのミュージカルに満足したと言って過言でない。なんだかんだ結局満足してる(笑)。でも、もし来年もあるんだとしたら、舞台装置にお金かけるよりは脚本、または劇中歌にお金かけてほしいよ〜。パート替えでエビ中の曲歌うのもいいんだけど、しかもフォーメーションもチェンジして歌ってたのはすごいよかったんだけど、でもエビ中じゃない歌を歌うのも見たいです。だってなっちゃん登場シーンのソロよかったし、ぁぃぁぃのソロもよかった!去年の瑞季&安本さんのオリジナル曲も音源化されてないし、今回のも日の目をみないのかな〜。


しかし、ファミえんはついに抽選も一般もダメでした。がーーーん。

しいねはるかさんソロ音源のこと


GORO GOLOやジャポニカソングサンバンチで(ex.MAHOΩでも!)スウィンギンな鍵盤を響かせるはるかさん、こと、しいねはるかさんのソロ作品がとてもよいのです。わたしはピアノの高いオクターブのキンとした音が苦手で、どちらかというとあれは神経を逆なでる音色だよなぁと思ってるぐらいなんですが、もちろん普段のライブハウスとかアレンジのなかで聴くにはぜんぜん好きなんですけど、ピアノソロでずっと聴いていられるのは数えるぐらいしかない。単に録音の問題のような気もしますが、はるかさんのピアノはその、カドみたいなものが削ぎ落とされていて、寝る前でも聴いていられるのです。そして仕事とか人間関係とか、すぐにイライラしがちな自分が、はるかさんのピアノに触れると、ふっ、と、そういう毛羽立ちがぜんぶなくなってしまう。本当に綺麗に気持ちが軽くなるんだよな〜 「なんであんなイライラしてたんだろ?」って。精神分析みたいな、そういうところではるかさんの音楽を語りたくはないけど、はるかさんの音楽にはリアルにめちゃくちゃ助けられています。なんだろうな、とても自由なんだよな、音が。リズムやコード進行、テンポ、音楽論理から解き放たれて、 はるかさんのリズムで音符で心地よさで音が紡がれている感じがして。あれは譜面かいてるのかな〜?テンポは曲中でぶれていくし、リズムも4拍から3拍、2拍などへと揺らいでいく。一度唄った旋律はすこしずつうつろって、二度と戻ってこない。とどまらず少しずつ変化して、一瞬や、めぐりゆく時間を捉える、運動する音楽。豊かに色づきながら自由に羽ばたいて表情を変えていく、そのさまが尊く美しいのです。以前も書きましたが、曲中ではるかさんの呼吸が不定期にずっと、そぉっと、なまなましく聴こえているのもいい。まるで生命の息吹を聴いているような、世界の呼吸を聴いているかのような、この世で生きるあらゆるものの存在をそばに感じている気持ちになります。し、揺れるリズムのなかに新たなリズムが発生して、音のなかで迷い子になることができるのです。はるかさんが名付けた1曲1曲のタイトルもとっても素敵で、言葉を置いた途端にイメージがわき出てくるのですが、一度その言葉すらとっぱらって、自分の想像力に委ねてピアノの森に迷い込むのも、とっても豊潤なひとときです。




丁寧に折られたお花の花びらを開いていくと、中には手書きで記した曲名がつつまれている、というジャケットへの手間のかけ方&愛情も素敵。もともとはsound cloudでアップされていた音源、つまり無料でDLできる音源。それを、わざわざパッケージして対価と交換するに当たっての、はるかさんのおもてなしの心と、「ジャケットも含めての自分の作品である」というプライドと、その両方をびんびんに感じます。やっぱりこういう作品を手にできるうちは、CDにしても本にしても、データ化なんて絶対できないぜ!と思いますね〜。初回盤は売り切れたらしいのですが、ほしい人ははるかさんに直談判だ!

いろいろなまとめ


いやあ「失敗しない生き方」すごいですねー。こないだのライブ、仕事で遅れてラスト1分ぐらいしか見れなかったんですが、ネストの扉開けたら絶唱が鳴っていて完全に磁場が狂ってました。仕事でくったくただったし生理前でふらっふらだったけど一発でバッキバキに目が覚めましたね。なんじゃあのグルーヴは。ボーカルの女の子の、低血圧で生理の重そうな感じがたまらないです。彼女の気分次第で地球もろともぶっ壊しそうな狂気と危うさが。あれでいてポップなんだからとんでもない。しかし、もしかしたら彼ら、この先ライブにこなれていく可能性があるし、それはそれであのポップソングたちにはしあわせな気もしますが、いまのこの、音の暴れん坊ライブはいましか見れないかもしれないので、絶対にいま見ておいた方がバンドだと思います。ぶっ飛ばされるよ!



TEKI-PAKI vol.3というイベントでHAPPLEも失敗しない生き方も出演するしayU tokiOもGORO GOLOも出るのでこのイベントはマストですね〜。これに加えて奇妙礼太郎さんも出るって、ちょっと出来すぎなイベントだよ!フライヤのイラストもいつもかわいいし!


イラストがかわいい、といえばMANGA SHOCKの7インチジャケかっわゆいですね〜。これ、女こどもが買えないやつです。スターリン×丸尾末広、ガーリックボーイズ×佐伯俊男、マンガショック×チアキッズという、日本のハードコアの系譜をきちんと引き継いでいる感。日本の漫画をリスペクトする海外のマニアが描いた感あるタッチも好きです。ミックスがイリシット・ツボイさん!とは、気になる〜〜


カメラ=万年筆は、まぁライブバンドではないと思うので、ライブ自体も少ないし、見れただけでうれしいのですが、しょっぱなの佐藤優介氏の鍵盤弾き語りめちゃくちゃよかったです。なんか重大に風邪ひいてたらしくて大きなマスクされてたんですが、それを外して出ない声を出したどたどしく歌う佐藤さんの姿、「祈りとはこういうことか!」とひたすら興奮しました。あのパジャマみたいな恰好もやばいよな〜。天才のオーラしか感じないよ!(昔、すきすきスウィッチの公開練習の際、佐藤幸雄さんに「パジャマで来たの?」て聞かれて「…あ、はい」て答えてる姿をみたことがあります)


昆虫キッズはもっともっともっとかっこいいんだよ〜。こんなもんじゃないよ〜って、ひさしぶりのライブだったみたいだし、そう思ってみてました。


そして!GORO GOLO×STIFFEENの復活がついに発表されましたYO!!!!これはすごい。いまやカクバリズムのスットコ社長・角張渉として有名なバリカク夫(ばりかくお)ですが、STIFFEENの方が先だかんね!とにかくバリカクの名を使ってGORO GOLOのかっこよさが広く遠くに伝わっていくといいです。ライブみたらすぐ虜になっちゃうと思うんだけどな〜。本当にかっこいいんだから〜。こないだボスことスガナミユウさんに道端でお会いしましたが、あの花柄のリュックをしょってたんですぐにお声がけしたのですが、「あ!このリュックのときはフィールドダブシステムしてるときかも!」と声かけたことを申し訳なく思いました。しかし録れたてホクホクの音源を背負ってなんだか酩酊されてご機嫌のようだったので、まぁよかったです。てか最速のラグタイムと自称されてたGORO GOLOが、なんとGOKでアナログ録音!もうこの時点で超楽しみですよ!あのドラムが、歌うようなベースが、踊るような鍵盤が、超クールなギターが、そしてユウさんの存在感が、あのGORO GOLOの熱気が、どうやってオープンリールに封じ込められたんだー!わくどき!期待!!


それでそれで、ようやく下北インディのタイムテーブル出て、もう見てるだけでわくわくして倒れそうでしたば!みなさんおっしゃるようにみたいの重なりまくってるわけではありますが、いかに!いかに移動を成功させるかが鍵だ!テレポーテーションかカラスヘリコプターかどこでもドアしかないと思うのですが、ここは冷静にローラースケートの導入を試みたいですね〜。aiko信者ですし(あなたと握手!)。


ロロ「ミーツ」も千秋楽を迎えてしまったのでネタバレ書きますが、まーとっちらかってて「LOVE02」以前のロロを見ていたような気持ちになりました。が、三浦くんが繰り返し言っていた「演劇は、棒をバットだ!と言ったら、その棒はバットになる」という魔法を、彼ら自身がついに否定しにかかったよ。目の前にある山は、バーンと倒れてただの脚立になってしまった。それでも、「想像しよう」という言葉を三浦くんが放ったときに、いよいよ「ミーツ」は始まったのだなと思いました。想像することによって期待が膨らんですれ違ったりするし、だったらわたしは君に期待しない、君の生きたいように生きていいんだよ。という気持ちと、それでもやっぱりわたしたちを絶望から救うのは想像力だよ。という気持ちがせめぎあって答えの出ないまま、全力で突っ走って、突っ走った先であっけなく幕を閉じた印象です。アフタートークで「棒をバットだ!と言ったらバットになると思ってたけど、ウチのおばあちゃんがボケちゃって、なにもかもが猫(だったかな?)に見えてしまう。枕も、シーツも、全部猫に見えてしまう。それを、同じように“猫だ”ってみる必要はあるのかな?と思って」「今までと変わったのは…やっぱり、恋って叶わないんだなぁって」としゃべってたのがかなりポイントのような気がします。それにしてもアフタートーク、ケラさんが「望月が言ってたんだけど…」と呼び捨てすると「あ、望月さんが…」と言い直す三浦くんの童貞感やばい。かわいすぎる。しかしロロに島田桃子さんがいないのはつらいなー。伊東さん、もちろん上手なんだけど、人間っぽすぎるんだよな〜、あの泣きの演技とかさ…。でも伊東さんの「愛のメモリー」、この世のものとは思えない声がすばらしくよかったです。


6/30(日)は小田握手→エビ中ミュージカル→ゆいもあ生誕というスケジュールなのですが、ベビメタのあとHAPPLEて間に合うのかな〜。間に合うなら行きたいな〜。小田さくらちゃんと何話すか考えなきゃ!!てかチェキ会でめちゃくちゃかわいいやつ撮れたんで晒したいぐらいですが(特にどぅとさゆが)、これはわたしの心のなかに閉じ込めておこうと思います。


あと6/28(金)は誰よりも先に惣田紗希さんのトートを買いにいきたい!行きたいのだ!!

HAPPLEのことと「ポップトライアングルSTEP2」に行ったこと!

HAPPLEに夢中です。土曜日のグッドマンでのライブも本当に素晴らしかった!1曲目から言葉の跳ね方がすごくて、音源も大好きだけど、彼らのライブでの、音の生きてる感じは本当にすごい。音が立ち上がってウキウキと生命を帯びる。ほんとに彼らが演奏すると、音がウキウキし出すんですよ。生きてるみたいに。まぁ音楽が鳴ってる瞬間は音は生きてるんだろうけど、でもなんつうか、活造りの魚が、身体切られててもビチビチ動くみたいな。なんだその例え。でも本当に音がビチビチ生きてるんですよね〜。とにかく演奏してて楽しそうだし、なにしろ演奏がすごい上手だし、ラップもうまいし、土岐さん「アリーナー!」とか言ってふざけてたけど、彼らはほんとにスターだよ!9月5日(木)440でワンマンやりますからね〜。これは絶対に行きたい!行くべきだ!と断定してしまおう!


て、な、わ、け、で、「ポップトライアングルSTEP2」に行ったときの話。「ポップトライアングルSTEP2」とは円盤のシリーズ企画で、

明日の「ナイアガラ・トライアングル」を目指して、ポップ・ソングライターとして円盤が注目し続けている三人を隔月でシリーズ対バン。一年計6回のイベントを通してアルバムを作って行こうと思っています。この三人なりの「A面で恋をして」ができたらいいな(笑)


という趣旨のイベントのようです。出演者はアルカイック・スマイル・トーキョー、アンニュイ・ギャルソンズのたけヒーローさん、ミックスナッツハウスの林漁太さん、そしてHAPPLEの土岐佳裕さん。お目当てはもちろん、我らが土岐さんです!キャー!(36歳の黄色い声)19:30になると3人がステージに登場しセッティング。この際、ギターレスでセッティングのない土岐さんが、林さんのギターをずっと持たされてるのすごいかわいかったし、「ありがとうございます!」と言われて「あ、いえ!」とかやりとりしてんのも超かわいかった。しかもみんながセッティングしてるからMCをすることになった土岐さんが、いきなり「何か質問があるひと〜?」と進行を客席に投げ会場の空気を氷点下まで下げるも、田口さんから「好きな食べ物は〜?」と返され、すかさず「あー、僕、から揚げが好きなんですけど、顔に吹き出物がすごくなったから、から揚げ断ちしたんですよ。そしたら部屋の掃除するようになったし、嫌いだったグリーンピースが食べられるようになったし、いろいろ変化がありました!皆さんも好きなものを断つといいことがあるかもしれません!」みたいな話まで持ってったの超スペクタクルだった。


「本当はオリジナルを歌いたかったけど…」と言いながら「漣健児の訳詞で〜!」「ハーヴェイ・フィリップ・スペクターの曲で〜!」と煽って、「BE MY BABY」のカバーを絶唱。マイクが1本なのでリードボーカルを歌う人とコーラスを歌う人で交互にならざるを得ないんだけど、なんかめちゃくちゃになってて、ギターはトチるしひどい演奏と歌だったけど生涯3本の指に入るぐらいおもしろくてインパクトがある「BE MY BABY」でした。そしてじゃんけんし、順番を決める。1番手は土岐さん。


土岐さんが鉄琴とピアノ、押田さんがパーカッションを始めさまざまな楽器、斎藤さんがピアノとアコーディオンという編成で1曲目は「エスプレッソ」。わたしはいなかやろうの曲ほとんど知らなくって、HAPPLEが好きで今回見に行ったんだけども、本当に曲が素晴らしいですね。まずアレンジがかっこいいというかニクいというか、この3人が音を鳴らした途端に胸がときめいてしまう。あとでYouTubeで確認したんですが、当然ですがいなかやろうのときとはアレンジが全然違って、もっとシンプルでかわいらしい曲になってて、だけどシンプルな編成だからこそHAPPLE(HAPPLEの曲じゃないけど)の芯が見えるような演奏になってたと思います。コーラスが美しい、ニコニコ楽しそう、楽器の織りなし方がウキウキしててかっこいい。そして土岐さんの泣き出す一歩手前みたいな声と、ぐっさり心に突き刺さる言葉。もうしょっぱなから内臓がぐわんぐわん掻き回されました。
印象に残ったのは「踏切」という曲。土岐さんがピアノで斎藤さんがアコーディオンを演奏していたこの曲は、“誰しも映画の主人公であり誰しも脇役だ”って曲なんだけど、「映画」というモチーフの曲で「踏切」というタイトルを付けるのがもうニクい!わたし、踏切の音が鳴ると「あー、なんか映画のなかみたいだ」って思ってしまうので、完全にツボです。そして歌い終わったあとに土岐さんが放ったこの言葉。

「誰しも自分が主役だと思って生きてると思うんですけど、でも同時に他の人からみれば僕は脇役で、僕、“いま脇役としてがんばってるなあ〜”ってとき、たくさんありますよ」


これぞ土岐アティテュード!客席はなんだかウケていたけど、わたしは笑う気にはなれず、そんなふうに決して主人公になれない自分を悟って、エンターテイナーとしてピエロになろうとする土岐さんのうら寂しさの根源をみたような、そんな気になりました。そして前述の通り、このステージではギターを持たず、鉄琴かピアノかまたはハンドマイクで歌っていた土岐さん。この企画が完成する来年2月には、楽器を持たずにエンターテイナーとしても成熟したものをみせる!というような宣言をされていました。脇役という自意識や、照れやロジックを超えて、土岐さんがみせてくれるエンターテインメント、どんなふうになるのかとても楽しみです。


そして2番手の林漁太さんはサージェントペパーズの頃のポールのコスプレで登場(笑)。こちらもチャーミングなポップさが光る。たったひとりでステージをエンターテインメントに仕立て上げようとするも、なんだかズッコケ感がまとわりつくのが憎めません。「♪パパパ〜パパパ〜」てコーラスから「ママー!」と叫ぶ、みたいな、日本語と英語を駆使したダジャレ歌詞に会場が大ウケ。「コミックバンドにならないでねって言われるけど、僕はコミックバンドだっていいと思う!」というようなMCで、自らの立ち位置を潔く肯定するさまがカッコ良かったです。


最後はたけヒーローさん&ごとうはるかさんのデュオ。こちらは全然存じませんでしたが、おふたりでデヴィッド・ボウイのカバーの佐藤幸雄さんの「五年」のカバーもされているようです。曲はフォーク経由のサイケデリックポップといった印象。これまでの「陽」な会場から一気に「陰」というか、この世ではないどこかに連れて行かれました。たけヒーローさん、雰囲気のある方だなぁ。笑顔と佇まいがかわいらしかった。あとごとうさんとの掛け合いがすごくハマってました。




「ポップトライアングル」は隔月開催の全6回、最後の開催となるのは2月!冒頭に田口さんが好きなポップ作品を紹介&みんなで聴くコーナーもありますし、ご興味がありましたらぜひぜひ〜

HAPPLE「ドラマは続く」


HAPPLEがちょーーーーーーーーーー好きだーーーーーーーーーーーーー


アルバム「ドラマは続く」ほんとうに大好きで、何回聴いてもいつでも一生に一回きりの全曲35分間が愛おしいです。わたしなんか歌詞カードと全曲解説ブックをカバンに常備して擦り切れるほど読んでるぐらい大好きだよ!なぜもっともっと話題にならないのか不思議。だってHAPPLEの音楽って、オールディーズにモータウン、60sガールズグループやサイケロックのグッドメロディにユニコーンなんかも経由した日本的な音階を昇華させて、ソウルやR&Bの黒い跳ねたリズムと、XTC的なアイディアに満ちたサウンドプロダクト、ひねったコード感、そのうえ小沢健二のアティテュードで言葉世界へ向かっていく音楽性!みんな好きなやつ!しかも頭でっかちさを露とも感じさせず、ただただ楽しく愉快にそれをやってのけるバンド、それがHAPPLEなのだ。ボーダー着てへらへらしながらくそクールなリズムを叩き出し、熱い黒い鍵盤プレイで女を濡らし、ウィルソン兄弟ばりのコーラスワークを聴かせ、「歌とリズムとベースラインだけで成立させる」スーパーポップな魔法を鳴らすこどもたちそれがHAPPLEなのだ。



いやー、ほんとこのPVはぜんぶ素晴らしい。どこを切り取っても素晴らしい。 この、ひとりぼっちの土岐さんが、夢と現、または現と憂鬱?を行き来する、背後にどっぷりと底知れない寂しさが横たわってる感じ、たまらないです。ど、土岐さーーーーーん!!!(興奮) てか押田さんも斎藤さんもかわいい。付き合いたい。彼女になってほしい。もとい、アレンジが唸るほどかっこいいです。最初の♪ティーリッティーリッてギターが刻んだあとビィーーーーンって入ってくる鍵盤アレンジくそかっこいくないですか?タイミングといいこの艶っぽい音といい、これこの鍵盤で妊娠できると思うんですよねわたし。あとこの曲のしょっぱな「♪すいてる列車、こしかけて〜」て、これ普通なら「すいてるれえっしゃ」てのせると思うんですよ、これまでの日本語ロックのセオリーからいうと。でも土岐さんは「すいてるれしゃ」てのせて促音を殺しちゃうっつー、その大胆さにまず痺れます。この方のメロディへの歌詞の乗せ方、さりげないんだけどこれまでにない日本語のリズムに挑んでるように思います。あと語りに入る前のドラムプレイ、スッタッタッタッスタタタタタッタッて、この跳ねっかた!リズムすらおどり出しちゃった、かのようなはちきれんウキウキが内包されてます。かつ、このジャスト感、シティポップというかむちゃアーバンや!夜の音や!スティーリーダンや!あとAメロ→サビ→Bメロ→サビという構成のワクドキ感もやばい。「♪本の続きへ〜」から「♪そうか」につながる思いがけないメロディの爆発は、一瞬で世界を変えるポップスの魔法をまさに体験させられてしまう!のだ!!


で、もってそのあとの「♪星のような街の灯が〜」の土岐さんのアップがやべえんだよなぁ。泣ける。なんなんだろ、土岐さんから感じられる底なしの寂しさのようなものは。「僕は泣いているの/なぜか泣いてるの」と歌い、「涙の理由を考える/けどそれは複雑に絡んでほどけない糸のようだよ/本当の理由なんてわからないって/でも僕らはそれを知りながら、一緒に話したり、わらったりする/きっと本当の理由はその中に隠れている」と語る、土岐さんの、悟りのような諦観。いなかやろう(土岐さんが別でやっているバンド、活動休止中、メンバー同じ)の曲で「エスプレッソ」という名曲があって、彼はこう歌うんです。

あーいつも君の苦いコーヒーは全部飲めそうにないんだ
だから君の手は冷たいようで僕はすぐにまっしぐら
だから分かり合えなくてもいいかな



って。「分かり合えなくてもいいかな」って。これ泣いちゃうわ。「分かり合えない」という諦めがありながらも、それでも「いいかな」と歌う希望。彼の諦観は、寂しさと希望が後ろ合わせでできているのではなかろうか。わたしは土岐さんの、底知れない寂しさの奥にみえる光、その光がまぶしくてしょうがないのです。わからないものをわからないままありのまま受け入れて愛そうとする、その不器用なやさしさに泣けて泣けてしょうがないのです。これは単なるこじつけかもしれないけども「涙をみせて」という曲は、ともすれば、片想いの名曲「踊る理由」のアンサーなんじゃないか、と、思う。


「僕が泣いてる理由なんてわからないだろ」


とリフレインし、「向かう 移動 集う きっとそれは光る希望なのかもしれないよ」と紡ぐ「踊る理由」に対して、土岐さんは

「本当の理由なんてわからないって でも僕らはそれを知りながら、一緒に話したり、わらったりする きっと本当の理由はその中に隠れている」


と、紡ぐ。つまり、片想い…要するにMC.sirafuさんも、土岐さんも、理由なんてないしいらないし、ただ「向かう、移動、集う」ことに対して、「一緒に話したり、わらったりする」ことに対して、それを「希望」と名づけているのだ。そしてそれこそが、ポップミュージックの魔法であって、土岐さんや、わたしたちが「待ってる」ものではなかろうか。土岐さんは「ドラマは続く」の全曲解説ブックのなかで、こう言っている。

2011年は色々ありすぎて、曲が全然出来なかったし、作りたいとも思わなかったです。


そんな彼がceroと片想いをみた2011年4月2日の日記に「途中で帰ってしまった」と書いていること、その日の気持ちをこんなふうにしたためていること、そしていまこんなにも素晴らしい魔法のいっぱい詰まったアルバムをリリースしたということ、その続いている一連のドラマにただただ胸が震えてしまうのだ。


まぁ後半は妄想の域に達していたけど、とにかくHAPPLEの「ドラマは続く」全曲解説したいぐらいすばらしいし1曲目ラップが終わって2曲目♪トゥルストゥットゥットゥトゥ〜ル〜のスキャットとMC.sirafuさんのスティールパンをはじめリズムと楽器が絡むイントロ1秒で早くももーーー名曲でしかないのです!!!ほんとオススメ!!!!かつMINE'S RECORDSのHPで買えばもらえる「全曲解説ブック」が雑誌泣かせのおもしろさ!これあったらインタビューいらないわ。だけど土岐さんにはいつかインタビューしてみたいです〜。

8月3日(土)には片想いとのツーマンもあるよ〜。わたしは行きますよ〜。

HAPPLE『ドラマは続く』レコ発イベント第1弾 〜HAPPLEと片想いは続く〜
8/3(sat)@ 名古屋 K.Dハポン
op 18:00 st 19:00
adv 2000円 dr 2500円
出演:HAPPLE/片想い

※5/22 0:00より受付開始です。
メール: yoyaku@happlemusic.com
電話 : (052)251-0324←KDハポン(5/22より受付開始)