あなたにかけたMAHOΩは、とてもつよいの

MAHOΩのドラムがミニースターダストさんに変わったと聞いてずぅっと見たいと思ってたんですが、ようやく見ました!ようやく足を運びました!



きゃわ〜!きゃわ〜!ボスがいないよ〜!


その前にわたしのミニーさんのドラムの好きさ加減ですが、初めてみたのはceroの高城さんのソロだったのかなぁ?いや、ザ・なつやすみバンドとの対バンだからファンタスタスかなぁ?ちょっと覚えてないんですが、その技術レベルの高さに息ができないほど釘付けになりました。おしっこジャー!(当時を振り返って) ほんッとにビックリしてヒコさんに「え…あのひと…とんでもなくない…??」て言ったら「いや、あのひとは本当にとんでもない。自分たちも初めてみたとき驚いて超話題になった」と返された。とにかくねー、うっまいの。うっまいんですよ。タイトかつダイナミックで鮮やかで煌びやか。ポップスはリズム隊で決まる!が持論で、まずは演奏はドラムの技術に耳を傾けてしまう自分としては、こんなドラムを叩くひとがいたなんて…!!と不覚かつ喜びにみちみちた。叩いているときの姿がまた美しいんですよね。音楽に身も心もゆだねて、音楽愛を全身で表現していて、実際に口ずさんでるんだけど、そういう意味じゃなくて、心と体ぜんぶで歌いながら叩いている。そんなミニーさんが、ポップバンドMAHOΩに加入したなんて、そりゃあすごいことになってるはずだ!



シブカル祭!(MAHOΩのツイートより!)


シブカル祭でのドラムはちょっと特殊なやつ(練習用のマシン?)で、ちょっと残念に思いつつ、しかし曲がグッとしまってスケール大きくなってましたね。しかも日曜昼下がりの渋谷でのMAHOΩがキッチュで、トキシックな街・渋谷に思っていた以上にハマっててよかった。じゅんじゅんのベビーピンクのパーカーとショッキングピンクのタイツが時空を捻じ曲げてました。超かわいくてやばくて太ももばっか見ちゃったな〜。あれはやばい。あとマックスさんが、さっき握手してきたばっかりのモーニング娘。だーいしに似ててドキドキしました。黒タイツの太もももよかったです。以前みたライブではボーカルが聞き取りづらくて、いい曲ばっかなのに残念だな〜と思ってたんですが、ちゃんとボーカルも聞こえて曲の素晴らしさも伝わってきました。ロロの島田桃子さんによる振付もよくって、フロントふたりのダンスはどへたくそだけど、押さえるべきポイントをきっちり押さえてて可愛くていい。やらされてる感もたまらないです。



スターパインズ!(ちんぐさんのツイートより!)


日をあけて、吉祥寺スターパインズ(音がいい!)でのライブ、ステージが大きくなっただけじゃなくって、演奏してるみんなスターのオーラが出まくってる気がしたなぁ。ミニーさんのドラムプレイはそりゃ美しかったしはるかさんは髪切ってより美しくなってたし森川あづささんのプレイも好きなんだよな〜。彼女のたたずまいが素敵です。もちろんレッチリさん(ナナエさん)のたたずまいも素敵。ボーカルふたりのうますぎない歌もいいけど、バックのうますぎるコーラスも最高なのよね。演奏も堂々とかっこよかった。しかし、MAHOΩをみていると自分のモラトリアムが刺激されてしまう…!この甘酸っぱさはなんでだろ?てずーっと考えてた。見ていて、心の奥のもう触れられないなにか、青春時代を思い起こされるのですよね。なんかプレッピー感があり程よくスノッブでカルチャーを感じられてキュートで、往年のアニメソングや歌謡曲渋谷系からJ-POPライクな名曲まで生み出して、なのにみんな「やったるぜ!」感がなくて、演奏してて楽しそうなんだもんな〜。学生時代に憧れてた手の届かない向こう側の世界、が蘇ってくるのかしら。女性ツインボーカルっていうと、Wendy&BonnyにしてもWould-be-Goodsにしてもsunnycharにしても大好きで夢中になったバンドばっかりですが、今朝おもったのはMAHOΩってファンシーフェイスみたいだな〜って。もちろんやろうとしてる野望はもっと、はるかに大きいと思うんですが、フリッパーズのふたりがお遊びで恋人たち(カヒミカリィ嶺川貴子)に歌わせてみた、っていうコンセプトを思わせる、というところまでコンセプトのような気がしなくもなくも…。だってもしFANCY FACE GROOVY NAMEをいまやるとしたら、MAHOΩみたいになってるって!さながらMAHOΩのふたりのライターはdouble knockout corporationか…な、ん、て!邪推したりしました。でもでも〜、自分にとってはジャポニカソングサンバンチも小沢健二の遺伝子を感じてるというか、オザケンがいまはできないことをジャポニカがぬりかえてやってくれる!と期待しているので、MAHOΩとジャポニカソングサンバンチが同時代に存在する凄さというのをあらためて実感しました。パーフリと『LIFE』が同時代に存在しようとしてるんだよ?幸福すぎるでしょ!なんて勝手なことを言ってますが、ひとまず、まだまだライブハウスに通う楽しみも音楽を聴く楽しみも終わりそうにないのでうれしい!



FANCY FACE GROOVY NAME「恋はイエイエ(新・アイドルを探せ)」



みねこさんとかひみさん!