人との出会いが旅だから借金してでも行きたいな

わっほー!わっほー!もうちょっとでエビ中スタンプが10こたまるぞー!(10個たまったら全員と記念写真が撮れます!!!!)


大阪へ出かけていたため校長のサブカルソウルは見れませんでした。妹からの報告やTLをみているとほんっとーーーーーーにたのしかったようで。いいなあみたかったなあ。まあ校長のサブカルソウルをみたかったって本末転倒ですがね。すごいよねエビ中の現場。運営側の生誕祭もやっちゃうんだから。しかも歌っちゃうんだから。しかもB'zなんだから。「ふつうにうまかった」と妹が申しておりました。「マイクの持ち方やばい(笑)」とも言っておりました。


さらっともろもろ振り返ります。


大阪へは土井玄臣さんとなかがわりささんのライブを観にゆきました。もともと行きたいと思ってたところ、土井さんより「ホテル代を出すから見に来てほしい」とお誘いを受け、そんなホテル代なんてとんでもない!ふつうに見に行く予定ですよぉ!と、土井さんてば紳士なんだから。ライブは本当に素晴らしくて、この日、演奏とともに振る舞いお料理も出していた土井さん、オープンの時間にまだカレーも肉じゃがもできておらず相当にテンパってる様子が見受けられ、「あの状態でライブができるのか?」と心配にもなった自分の不安を軽やかに裏切る熱演でした。土井さんが自宅から持ってこられたという機材の鳴りが非常に良くて、なんだかこれまで見た土井さんのライブのなかでももっとも腑に落ちたライブだったなあ(まだ3回しかみてませんが)。さすがホームグラウンド、とも言えますか。東京でみる土井さんのライブは、ちょっと窮屈そうな違和感があったんですよね。空気のズレというか。なんか中崎町モンカフェでみる土井さんのライブは、そういう空気の分子との分断みたいなのを感じませんでした。


しかし、土井さんが演奏するとそれまであった空気があっさりと変わる。シャウトとか掻きむしるようなギター奏法とか、そういう派手さがあるわけじゃないのに、静かにじっとりと鬼気迫る。事実、演奏しているときの土井さんの顔や姿は歌舞伎の女形のような、まるで業を知り尽くした女性の姿。妖艶であって哀しい。土井さんの奏でてるのはもはや音楽じゃなくて、人間そのものなんではなかろうか、などと考えた。ギターや歌にのる重力がとてつもなく重いのです。翌日、土井さんに大阪の街を案内してもらって、これまで近くまで行ったことはあっても実際に足を踏み入れたことのない西成のあたりに行った。軽くカルチャーショックを受ける。土井さんの歌にこびりつく哀しみの正体、その断片を目の当たりにしたような気持ちになる。「物心ついたときから、土井さんはこういう景色を見てきたんですか?」と聞くと「僕は生まれは尼崎のほうだから、今度はそっちも案内しますよ」と言われた。


なかがわりささんのソロライブもめちゃくちゃよかった。ああやってピアノ弾き語りになると曲の良さと中川さんの声/歌の素晴らしさが際立ちますね。中川さんてこれまでライブ拝見してて、音を外したのをみたことがない。音感すごい。本当に歌が上手なんだなぁと思うんだけど、そういう「上手さ」以上に声に説得力がある方だと思います。もう圧倒的。土井さんとは別の方向性で、この方もその場の空気を変える歌をうたうひとだと思います。この日ははんださんとわんださんというふたりが入ってなかがわりさ&はんだわんだでの演奏もあったんですが、ギターとパーカッションが入ると俄然中川さんの声が活き活きとしてて驚いた。弾き語りは声の輪郭がより出やすいから、そりゃいいに決まってますよね。でもバンドでより映える歌って、「テンションが上がっちゃいました(笑)」てあとでおっしゃってましたが、中川さんって、みんなで演奏するのがよっぽど楽しいんだろうなぁと思いました。


かえる目の大崎l-eにいく。元loop lineの方々がやってらっしゃるスペースかな?なんと宇波さんの持ってる楽器がギターでなくベース!ベースが入るとなんだか大人なアーバンな雰囲気になって、かえる目の曲たちのよさを改めて痛感したのですが、PAというかスピーカーというか自分の座ってる位置の問題ですが、ほぼ宇波さんのベースしか聞こえない状態でした。特に細馬さんのギターはほとんど聞こえなかったなぁ。あとストラップなしの細馬さんだったので立ちスタイルだと演奏しづらそうでした。細馬さんの全身で表情で歌をひねりだしてる感じがすごく好きなので、そういった意味ではちょっと物足りないライブでした。宇波さんにギター弾いてほしい…


久しぶりにシャムキャッツを見る。え、ギターこんな音してたっけ?なんなのこの色気!?とビビるほどかっこいいライブでした。ライブを数こなしてきてる余裕と貫禄そして色っぽさ。だけど粗っぽいとこ、楽曲のバラエティ。とにかく間もなく出るミニアルバムが本当に楽しみです。終わってPAのナンシーちゃんが「今日はバスドラに羽毛(?)を入れたんだけど終わったら全部出てきちゃってひたすら謝った」と言ってた。確かに転換中に掃除機がかかってたのはそのせいか。でもドラムの音もバーン!としててかっこよかったです。夏目くんにギターすげえ音してたよと言ったら「ネストはネストの音になるからねー。いいよね、いいハコだと思う!きょうは楽しくやれた!」てゆってた。いい話。とにかく間もなく出るアルバムがほんっとうに楽しみです。


「健全な男女バンド」スカートもくっそかっこよかった。澤部くんずいぶんフロントマン然としてたなぁ。歌にものすごく熱量ほとばしってた。ギターソロに入るときぼよんぼよんジャンプしてたんだけど、その姿をみて、昆虫キッズを初めてみたときのことを思い出しました(「シンデレラ」で澤部くんパーカッション叩きながら、どんどんテンションがフルスロットルに。コンガとともに転倒し大喝采を浴びる。そして「あれ、澤部くんって言うんですけど…彼、なかなかいいキャラしてますよね」という高橋くんのフォロー)。それとギターソロに入るときに「ぶぁさっ!!!!」て汗を飛び散らせてたんだけど、その姿をみて「とんこつ」という単語が脳裏に浮かび、すかさずラーメンえにしのCMを思い出した次第(高橋くん作のもとさん歌のテーマソングに乗って踊り狂う澤部くん)。いやしかし、彼のロジカルなポップ論とあのパッションが結びついたら、ほんと怖いものなしですね。こちらも発売が控えてるシングルには名曲がずらりと並んでいるようなので、いよいよ「ちまめさん〜、どうやったらライブの動員って増えるんですか〜!?!?きょうなんて予約ひとりですよ〜〜」という愚痴を聞くことがなくなるかもしれません。澤部くんって本当にかわいいな。


神聖かまってちゃん@恵比寿ガーデンホールにいく。よくもわるくも「普通にいい」ライブだった。もちろん悪くはないし演奏もよかったんだけど、MCも含め可もなく不可もなく。かまってちゃんにああいうライブは求めてないなぁと言いたくなるようなライブでした。ちょっと自己模倣というか、の子さんが「神聖かまってちゃん」を客観視&演出しすぎてる感じがあったのかもしれない、いま思うと。思ったこと→「聖マリーアントワネット」のラストでギターをぶん投げてキーボードへダッシュするの子さんの姿がありし日の小室さまに重なりました(V2)。あと「美ちなる方へ」で両手を左右に振る振付をしろ、との子さんがやってみせたんですが、それが裏のリズムでとってて超むずかった。けど実際に始まったらお客さんふつうに表でとっていて、日本人のリズム感について非常に考えさせられました(嘘)。それと「夜空の虫とどこまでも」のの子さん、青白いスポットライトを浴びながらヘッドマイク?で空に向かって歌う姿/表情は、地獄で踊り歌う悪魔のようで恐ろしかった。「自分らしく」「ねこらじ」「僕はがんばるよっ」聴けてうれしいかったです(ふつうに楽しんでる自分)。


ウレぴあのサイトでうつくしきひかりについて書かせていただきました。エビ中の記事よりツイッターのRTが多かったのでたいへんありがたく思ってます。もちろんどっちも好きだしどっちもがんばって書いてますが、エビ中の記事はどちらかというとギミックというか、10人の紹介としてエビ中初心者にもわかりやすい記事にしたため、人気上昇中の彼女らと相まって話題になるのは必然というか。でもうつくしきひかりの方はライブレポートで、しかもライブを観て自分自身に思うところがいろいろあったため、相当個人的な思いが書かれた、読む人にとっては不快でもある内容だと思うので、純粋にうれしいです。もちろんうつくしきひかりの音楽が素晴らしいから、の結果だと思ってますが。来年は絶対にMC.sirafuさんに取材を申し込もう。もちろんザ・なつやすみバンドも。でもって次回は住所不定無職について書かせていただきました!住所の新作まじ最高!