常夏

ロロのことはよくわかんなくって、そういう意味では初めてみたときと印象は変わらないんだけど、前回は小さなグルーヴがだんだんと大きな渦になっていくさま、気づいたらその渦中に巻き込まれたという印象があって、その青さつまり恋のスパークがすべてを力技でロジカルに仕立てあげていた。今回みたものは、グルーヴがグルーヴのまま世界に点在していて、それが時空すら超えていって、その中心にあるのはいつだっておかしいほど誰もが誰か愛し愛されて生きるのさ!ってこと、の気がしています。安野モヨコ「恋をしているのは誰だ!」的な、すれ違っていく情熱。それでもその情熱が、いつでも僕たちの原動力だぜ、と。よかった、とは言い難いんですが、嫌いとも言い切れない。アフタートークをきいていても、三浦さんの人柄、なんだか愛さずにはいられません。あの舌っ足らず。なにがいいって、作っているものなんか自分でも説明できないよ!みたいなところ、すごく共感してしまう。狙っている部分はあるようですが、対談相手の感想を聞くことによって自分自身もロロを発見していってるさまが見受けられる。そういう部分、作品にもすごく出ているなあと思う。だからわたしたちもロロの世界に入り込んでしまう。その世界で生きてしまう。これが作為的だとヒコさんのいうように「モテキ」の世界になっちゃうような気がするなー。いや、まぁ作為的な部分はあるんでしょうけど、それよりも、熱にうなされて、熱病の迸るままに、ふらふらと作り上げてる感じがするんだよなぁ。なんていうか「よくわからないけどこれが好きだからやってる。でもまぁまぁいいよね?」って感じが見えるっていうか。バナナ学園みたいな迷いのない作品も見事だと思いますが。その「迷い」の感じって「今」っぽい。ちなみに「作ってるものなんか自分でも説明できないよ!」って昆虫キッズ高橋くんの言葉です。それって、すでにあらゆるカルチャーがごった返しててサブカルとかメインカルチャーとかカウンターとかアングラとか、気づいたら全部が同一に並んでいた申し子たちの、ナイーブで控えめな落とし前って気がしています。


なんつって演劇のことをえらそうに話せるほど作品をみていません。わーごめんなさい!



会社で異動するひとの壮行会の幹事をやることになりました。そういうのやるのは苦じゃないんだけど飲み会に出席するのがとてつもなく苦痛です。幹事やるからには出ざるを得ない…まじでいやだ…会社の飲み会に5000円とかかけるのほんとやだ。エビ中券が3枚もらえるっつーの!(2枚は入場優先権な!)


あしたは土井玄臣さんのイベントで大阪にいきまっす。エビ中がみれないぶん楽しむ。