ドラッグなしで変わるよワールド

とりいそぎ!


円盤ジャンボリー1日めはしょっぱなから最後までずーとみてた個人的には近年稀。


大好きなかえる目二階堂和美さんのコラボ「いくつもの花」、この曲については“歌手”ではないニカさんを見れる数少ない曲だからあのコーラス部分がバイオリンになっちゃってそこだけ残念。だがしかし「とんかつ岬」凄まじかった。あれが見れただけで俺の32年はじゅうぶん価値があるんじゃなかろうか。そりゃあんないい曲をあんな素晴らしい歌い手が歌ってんだからいいに決まってるけど、ほんとうに思った以上に素晴らしかったです。と思いきや追い討ちをかけて本日用書き下ろしのブルース!「また落としましたよ」でも「USツアー」でも「二階堂和美のアルバム」でも「ニカセトラ」でもそのどれでもない二階堂和美の堂々とした歌。「書き下ろしなんて簡単に言うけどそうそうできないんだよ」とおっしゃる細馬さんの責任感と情熱、そして才能を痛感せざるを得ない名曲。あれを歌えていちばんうれしいのはたぶんニカさんなんじゃないかな。勝手な推測だけど。それからwithハマケンで「Lovers Rock」、withwith植野さんで「あなたと歩くの」(でしたっけ?新曲)、ほんとに二階堂さんは音楽と自由に戯れることができるひとだなぁとおもいます。中尾勘二さんのスタンディングドラムや細馬さんのものすっごい楽しそうな笑顔が見れてとってもしあわせでしたです。


もちろんほかもぜんぶ!かっこよかったですがやっぱ最後のタバタミツルさんソロですかね。小田さんと田口さん爆笑しててわたしもむちゃ笑った。あのひとやっぱり天才なんだなー。ドントトラストオーバーサーティなどとゆってもやっぱし経験値のすくない若人があの加齢臭まみれたロックンロールにたちむかうことは不可能だね!ローリングストーンなオヤジのロック最強!終わってTHE BITEのコゾウさんが「タバタさんほんとうにすごいですね。怖くて目があわせられないです」とゆっていました。みたらタバタさんはほんとに人殺しのような目をしていました。あれがロックを終えた男の目なのだなとおもいました。


そのあとバリカクとくだらない話をぐずぐずしてたら終電なくなって泣いた。話の内容がほんとにドーでもいいくだらない内容だったからくやしさひとしおいっそう泣いた。


んで、きのうはパラダイスとニーネ@ショウボート。パラダイスはもうむちゃくちゃかっこいい。あのバンドはあの4人がステージに立っているというだけでピリピリとした緊張感が走っていて、それこそ蜘蛛の糸のつながりのようなあやうい個がひとつの結晶となって飛翔してく、その瞬間がみれた瞬間こそとてつもなく生きてる証だなあと思う。わたしにだけわかればいいんですこの説明。血肉を裂いて生きてる証を産み落としてるようなバンドだなあと思ういつも。だから調子悪いときはほんと悪いけど。前になんかのイベントのとき、すっげーパラダイスの悪口ゆってる客(男)がいて、どちくしょうじゃあお前が今日たのしみにしてるバンドはどれだよそれぜってーかっこいいんだな最後まで見ていってやるよバカ!と胸倉つかんで言ってやろうとよっぽどおもったのですが、その日は原稿の締め切りがあまりにもあんまりで徹夜しまくり週間だったからパラダイスだけみて帰った。あーれーは、くやしかった。まじでくやしかった。あいつうしろからぶん殴ってやろうとおもった。だってあの日だってすげえかっこよかったもん。あのひやむたくんのまったくもって切れ味の悪い包丁で空を絶つようなひりひりとしたギター、あんなギターきいて心が動かないなんて。て、ほんとは大人だからわかってるよみんなそれぞれ好みがあるってこと。だからこそそいつが好きなバンドを見ておきたかったんだよ私は。話ズレた。とにかくひやむたくんのギターはいまいちばん好き。せきぐちさんのドラムも天才的だしソロアルバムもすばらしい(このひとはほんとに音楽の才能にあふれてる)。ベースの方も新しくなってすごくよくなってる。でもやっぱパラダイスはこうたさんのボーカルあってこそだと私はおもう。


ニーネは「花のような一日」「海へ」がいい曲だなあと思っているのだけど終わってからものすごサダさんdis大会になっててとてもいたたまれなかった。みんなニーネが好きなんだね。


だぶおさんとビートルズリマスター盤の話から国違いプレス違いの話に及ぶ。初期の音源はリマスタリングする必要あったのかね、ビートルズについては好きなアルバムをあげた際UK盤とUS盤で内容ちがったりするから話食い違うことがままあるよね、国違いプレス違いで音がぜんぜん違うらしいよ、でもそれってふつうあんまし興味ないよね、みたいな。だがしかし、ビートルズはそこまで詳しくないけどバンドによって1stプレスと2ndプレスでミックス変わってたりすることってけっこーあるからほんと注意だよ。なんなら曲順かわってたりとかね。あといわゆる白盤と呼ばれる本チャン前の見本CDってあるじゃないですか。あのミックスがいちばんかっこよかったりする場合もある。だからなんだ……ミックスって大事なんだねって話。そしてそのミックスのよしあしはバンドの思いとリスナーの思いが必ずしも一致していないという話。音楽はみんなのものだからしょうがない。でもスティーリーダンとかはすげえいいステレオで聴きたいよね。ものすごいえげつないとおもう。


きょうはいい子に原稿やりまース。


あ!いま出てるぴあで峯田くんにインタビューしています。峯田くんのカルタ「あtoん」。おもしろいよ(峯田くんの発言が!)。