レモンの儚さが滲みるんです

二階堂和美@うたのイワト。もはや恒例イベントです。去年はチケットとれなくて行けなかったけど。しかしイワトなかものすごい静かで、なんか飲み物が喉を通り過ぎる音ですら騒音みたいな静けさで、それがまた会場中を無駄な緊張感に包んでいるなかグラスゴー帰りのニカさんはしょっぱな、ギター1本で「いくつもの花」「時は流れても」。歌いおわったあとに初めて笑顔がでました。あの空気のなかで自分のペースにもってくたいへんさって観客側には計り知れない。その後はピアニストの黒瀬みどりさんといっしょにあたらしめの曲やらカバーやらいろいろ。黒瀬さんのピアノはさいきんのニカさんの気分に合ってるのだろうなという感じのブギウギ〜。もう鳴ってるだけでたのしい!「脈拍」のアレンジだけはちょっとね、ちょっと、わたしとしてはもうひとつでしたが(だって「脈拍」がいちばん好きな曲!あのドキドキ感がプラスになってくんなきゃ、もうはちきれんばかりに胸が高鳴ってくれなきゃ、ピアノがプラスされる意味がないと思うの!)、ニカさんとの相性もばっちしたのしく聴かせるステージを演出していました。


今回プラスされた飛び道具「三年とうげ」の出し物、ああいうのはわたしはほんと寒気がするほど心底嫌いなんですけど、さいしょニカさんがやるってゆったとき「うわー」て思っちゃったんだけど、逆に、二階堂和美の歌の持つ凄まじさを目の当たりにさせられた感じ。ちょっと鳥肌たちました。「歌う」っていうのは「演じる」ってことに近いのかもしれないし、「歌手」であるニカさんにとってはなおさらそうなんだと思うんだけど、まあ二階堂和美とゆう人が「演技」のなかにおさまるような人物ではないとゆうことだなきっと。あのひとは音楽のひとだよ。これわたしの主観。演技するひとでムッとしてるひといるかもしれないけどわたしが音楽の人間だからしかたないわ。ニカさんが否定したとしてもわたしにとってニカさんは音楽のひと。なのでみんなも主観で。話ズレた。


そんなワケで、そっからの「つるべおとし」の切り替え。あんなにも切なく苦しい曲(詞/松本隆 曲/渋谷毅)をあの出し物のあとで!やるか!やれるかふつう!しかしあの振り幅こそ二階堂和美とゆう人その真髄なのだなあと痛感。ほんと楽しそうでかわいかったなー。


なんかきのうきょうと女性がやるロックのしなやかなありかたっていうか、いや、そもそも女性とか関係ないんだよなこういうひとたちには。だからかっこいいんであってだからわたしはギャルバンが嫌いなんです。や厳密には好きなのもあるけどさ。


舎弟・まさやのいないバリカクはひとりでさみしそうだったけどエラそうなひとにヘコヘコしたりローディもやったり、なんかちゃんと社長やっててえらいなとおもいました。皮肉なんかじゃありません。俺はバリカクがサンライズ西荻魂をなくしたってバリカクの味方だよ!(40%ぐらい)


二階堂和美「脈拍」〜「めざめの歌」

このライブみてたなー。「あ、歌詞まちがえた!」ておもったもん2番。


二階堂和美祝島でのライブ」

これすごい!こういうニカさんがやっぱし大好きだ!!!