あすの朝がきたらもっと好きになってる事は明白さ

「スペル」をみにいく。超おもしろかった!こないだ麻ちゃんに誘われて行った「レック2」は科学かとおもいきやオカルト入ってきて興ざめしたけど、さいきんのああいうリアルっぽいやつ。家庭用ビデオで録りました的映画。ああいう小手先とかアイデアとか手口の妙とかほんとくだらねえなとおもいました。ベタであり最後まで息つかせぬ恐ろしさ!映画ってのはこうあるべきだよ!映画ぜんぜん知らないけど!しかしアレだね、ホラー映画ってぜったいにドジっ子が出てきて取り返しのつかない失敗をやらかすモンだね。あそこで失敗しなきゃこんなことになってなかったのに!!!!!!と見終わっていつも思う。ま人生そんなもんか。


光市母子殺害事件の犯人に焦点をあてた「福田君を殺して何になる−光市母子殺害事件の陥穽−」て本、むちゃくちゃおもしろかった。メディアで伝えられてる加害者=福田君の像と彼の生身の声のギャップにまずおどろいたのと、あと司法ってけっこうずさんなんだなあということにおどろきました。突然「ドラえもん」とか「復活の儀式」とか言い出したでしょ。あれ、たしかに荒唐無稽だけどそっちのほうが本人の弁に近いらしい。1審では死刑を回避するために事実ではない供述にサインさせられてたそうです。つまり、結局は司法もプレゼン力なのだと解釈しました。そんなんで死刑とか決めちゃっていいのか。これコバルトくんのジンにも書いたけど、福田君の罪は一生消えないし遺族の傷は癒されないし、死んだ人間は決して戻らないけど、だけど、事件の真実や犯人の本当の気持ちがわからないまま犯人が死刑になるってことに、ほんとに意味があるとは私は到底思えない。市橋のことも「死刑にしろ」っていうひといるけど、世間的に重罪を犯した人間であれば殺してかまわないって発想自体が私は恐い。彼らを殺すのは法じゃなくて人間だよ。


自分が被害者の立場とゆうのは考えるべきだけど考えてはいけない気もする。感情論をどこまで排除するかというのはよく考えます。


さいきんはハードコアばっかり聴いてまーす。