みたものとかのこと!

う、うおぉう腕が、腕が痛いよー。寝違えを1ヶ月放置していたら首の椎間板ヘルニアってやつに進化したようで、これが素晴らしく日常生活に支障をきたしています。とにかく腕が痺れる。そして痙攣する。手に力が入らなくなるのでペンやお箸が持てなくなる。「ミ、ミギー!やめろおぉぉぉぉ!!」とか思いながら強力な痛み止めを飲んでますが、こんどは仕事中に眩暈と吐き気がするというにっちもさっちもいかない状態に陥っています。これが…加齢ってやつか…。36歳になって「これでいよいよアラフォーだあ〜」とか思ってたけどもはや1年前からアラフォーだったということに気づきハッとしましたね。


「ダンスナンバー時をかける少女」を見た!果たしてスクリーンで行う必要があったのかと問われたら口をつぐんでしまいますがしかし、まごうことなきロロ印。まごうことなき三浦パッションの炸裂に思わずうれしくなりました。何より女子高生役のふたりがほんっとかわい〜。特に主演の我妻三輪子さん(スタダ!)は、肉体と言葉と動作を乖離しながら連動させるような、三浦くんの過剰な演出をまったくもってサラッと嫌味なく乗りこなしてて、そこに生命の躍動感だけを刻み付けていました。超絶かわいかった。あとお友達役の安川まりさんは、いっしょにワークショップをやった女の子だと思います。すんごいうっまい子がいて、「わー、この子は本気で役者目指した方がいいんじゃないかな、声のトーンもいいし!」て思ってた子が、この安川まりさんでした。スクリーンでもぜんぜん負けない迫力!もっともっと売れっ子になってほしいな〜。そうそう、だから、スクリーンではこの女子高生たちの生命の躍動と、拒絶されても愛を歌い続ける亀島くんことロクのラブのパッションが同時進行して渦をまいていく。そのなかに佇むのはサッドプリンセスこと島田桃子(ウロ)。彼女の憂いが世界を拒絶し愛を一方通行に陥れる。だけど愛は世紀をこえて歌は世紀をこえて、誰かにラブを届けるのだ!ロロの新作も楽しみだな〜。しかし島田桃子さんは本当に、三浦くんは島田さんを手に入れて表現の幅が広がったんじゃないかなと思うぐらいすごい。あの憂いを纏ったオーラ。彼女はそこにいるだけで女優だものな〜。


「ザ・マスター」を見た!わたくしは決して映画通ではなく「マグノリア」もみてないし感想とか書いたら怒られそうだけど、まー素人から見た目でも映像がすごくてぶっ飛びましたね。あれだけのぼけあしを出すにはどんだけ長いレンズまたは浅いピントで撮っているのだろう。特に船に乗り込むときの映像の演出。あと、好きだったのが逆光の映し方。きっとほとんど自然光なんだろうな、顔に影がかかるところも不気味でよかった。構図もいちいち美しくって。あと主演二人の俳優さんの演技力。怪演とはこのことかと思いました。物語自体は、いまもPTSDに苦しむ帰還兵を出す国で、どうやって生きるか、ということを突き詰めたような…。つまり、方や宗教で人々を欺くしかなかった、方や宗教にでも救いを求めたかった、そのお互いが共依存して、けっきょくそれでは救われなかったと悟り、人生を始める、と、いうお話だと解釈しました。でもかなり難解で、みていても「?」ばっかり頭に浮かびましたが、とにかく映像が美しくてぜんぜん飽きなかったな〜。なんならもっかい見たいぐらいです。



ところで「ザ・マスター」のチケットを買うのになぜか「クラウドアトラス」で検索していたため、偶然「舟を編む」の舞台挨拶があることを知り、まんまとチケットを購入できました。イェイ!松田龍平に会える!「まほろ駅前多田便利軒」では目でこまかい演技してる松田龍平氏をみるのがとても楽しみでしたのでこちらもとても楽しみです。宮崎あおいが大根でなければもっとよかったのに!