どこまでも生きたいと願っているのかよ

14日(水)
昆虫キッズ@ロフト。のもとさんがすっげーかっこよくてびびった。あんな小さい可愛い女の子があの格子柄のステージで堂々とロックしてる、その姿がエラいサマになっててとにかくずーっと見てしまった。最後の「胸が痛い」で高橋くんvs冷牟田くんのギター合戦がみれたんだけど、のもと女史もベースで果敢に参戦。ああいう爆発力が昆虫キッズのライブの醍醐味だなあと思いました。MCで高橋くんが「僕はスピッツが大好きで、彼らがここで企画とかやってたのを知ってるから、ここでやれることがすごくうれしい」というようなことを言っててグッときたんだけど、そのせいで本人はどんどん緊張してったみたいです。「自らハードルあげてしまった」と終わってから言ってました。


帰ってきてdommune坂口恭平さん「都市型狩猟採集生活」第1回の再放送。みたかったんだけど、当日たしか昆虫キッズのライブとかぶっててみれなかったんです。再放送うれしすぎ。これがそーーー!とーーー!おもしろい。そーとーおもしろかったです。デフレとかリフレとかバラマキとか無縁社会とか政治も経済も社会問題もぜんぶ煮詰まった2010年に風穴あけてまぶしいぐらいの希望と未来をどわっと提示してくれた。超次世代の思想家だとおもいます坂口恭平さんは。まぁ建築家の方なんですが。夏ぐらいに同タイトル(「都市型狩猟採集生活」)の本が出るみたいなので期待!たのしみすぎ!!


15日(木)
神聖かまってちゃん渋谷屋根裏。「俺、鬱モードだからテンション上がらない」てなことをのっけから話してたの子さんなので、4人一気にしゃべりだすいつものぐだぐだMCは控えめでひたすら曲。あんなにまともに演奏をしているかまってちゃんは初めてみました。そんなたくさんライブ見てないけど。「自分らしく」のラストで“歌いたいのです”と繰り返すの子さんを、「夕方のピアノ」で“死ねよ佐藤!僕のために!”と繰り返すの子さんをみてたら、音楽をやってるひとが音楽をやってる理由はなによりも自分を救うためなのだなあ、とかおもいました。勝手に。特に「夕方のピアノ」は“死ね!!!!”の部分の迫真ぶりに震えた。あの痛くて苦しい金切り声は、生きた歌からしか生まれ得ない。最後にはmonoさんもダイブして終了。ズドンと落ちてたけど。の子さん「屋根裏は思い入れのある場所だから、また戻ってこれてよかった」「僕にとってハッピーな夜になりました」とかゆってた。なんかそれだけで報われたと感じられたような夜。本当に素晴らしいライブでした。かまってちゃん、最初はぜんぜん好きになれなかったけどいまは大好き。好きになってほんとよかった。世界中に自慢したい。


あと、まひるちゃんに赤ちゃんうまれました。うれしい。おめでとう。


16日(金)
妹と合流してかまってちゃん@下北屋根裏の配信みてた。映像の時点ですでにカオティック。現場はそうとうだったんでしょうね。あまりにもノイズ音が凄まじすぎてニコ動のコメントが「ノイズ!」「これ新曲か?」の嵐。「アゴツバウ」「アゴタラシ」などのコメントが入り乱れてて笑った。映像班・竹内くんは本日がラスト。本当におつかれさまでした。いろいろ話きいてたら、なんかほんとかっこいいな竹内くんはとおもいました。ズルいことも楽なこともよゆうでできちゃうのに、あえてケジメをつけるその姿勢に自分も背筋を正す思い。あと河野さんほんとうにありがとうございました。大好きです。


17日(土)
contiとFRATENN円盤にて「緑晩」。マラサワーラーのカレー食べ放題です。最初はFRATENN一樂さんとconti小林さんのセッション。けっこうゴツいドラム合戦になるかと思いきやアフリカ僻地の民族音楽のようなドリーミーでアシッドで気持ちのよいリズムループ。そうとうよかった。ブルーシートで覆ってなにをやってるかまったく見えないとこもよかった。FRATENNもめちゃくちゃかっこいいなあ。一樂さんは“ドラびでおの息子”て枕詞がつきまとうと思うしそれはうれしくもプレッシャーであると想像するんだけど、いやあさすが一筋縄ではいかない息子ですね。まったく別のアプローチでドラムの可能性を開拓してて面食らった。なのに彼らの音楽ってひとなつこいポップソング。曲とメロディと変拍子を難なくポップに変換できる才能ってやっぱり物心ついたときからあらゆる音楽を耳にしてた賜物なのかなあ。さり気ないところがほんとうにすごい。


で、conti。はじまる前にコバさんとだらだらと坂本移動どうぶつ園の話とかしててすっかり打ち上げモードになってたら「あ!そろそろライブしなきゃ!皆さんお話のところすみません、そろそろライブはじめますねー」て!(笑)しかも鹿島さんに至ってはステージの位置についてから「ねー、シタール取って〜」て超ナチュラルにゆってたよ。「シタール取って」て!あんたの商売道具だよ!商売してないけど!そんな感じでようやくセッティング終わったらこんどは「どの曲順でいく?」「あれやって、あれやって……」「え、それってなんだっけ?」「あれだよ!あれ!」てお前らそれステージに出る前に決 め て お け ! ! !とおもいました。MCもだらだらとギルガメッシュナイトの話とかしたり、とにかくふたり同時に口を開くモンだから何をしゃべってるのかまったく判別できない。なのにずーとしゃべっている。でもね、それがイヤなかんじしないのは場所のせいか、ふたりの性格のせいか、よくわかんないけどさすがだなーと思いました。あれ普段の私だったら怒って帰ってるわ。ライブ自体は最初のほうは音のバランスがうまいこと融合してなく感じたけどラストは文句なしにかっこよかった。終わってからコバさんとメールのやりとり。


私------------------

てかコンチはほんと漫才しにきたのか!てぐらいたのしいね。あれだけグダグダなのに嫌悪感がないのはちょっとすごいなあ。愛情があるからかなあ。もちろんライブがかっこいいてのも大きな理由だとおもうけど!

コバさん-------------

今日は特にグダグダだったね〜。でも今日はホームなので良し!って事で(笑)。「緑晩」ではアノ場のみんなと仲良くなりたいんだよね。だから自然体でいたいの。でも、実はアレでも緊張感あるんだぜ。演奏までグダグダだったらマズいもんね(笑)。

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「緑晩」ではアノ場のみんなと仲良くなりたいんだよね。
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あのライブはこのひと言に集約されているのだなあと思いました。



contiのおふたり。演奏モード。手前はマサラワーラーのカレー!


18日(日)
昆虫キッズのUstをだらだらとみてしまう。さいしょは実験的なかんじで何をやるかもまったく決めていない手探り状態だったんだけど、ロサンゼルス在住のフィリピンの方からのコメントによって事態は急変。コメントに対し英語で答える高橋くんそのやりとりがおもしろすぎた。けど途中で「こんなことやってても不毛だよ」とガチ説教をしだす岩淵くん。高橋「だってこのひとがどっかの会社の社長でレーベルとかやってたらどうするよ!」岩淵「いや絶対ないよ。もうやめようぜ。時間の無駄だよ」……そんななか容赦なく「変態ってなに?」などとフィリピンさんからのコメント英語で入る。ちょっと考えて高橋くん「Hentai is……pure!pureだよ!」これ、本日の名言として心に書き留めておこうと思います。



フィリピンさんに「私のために歌える?」とゆわれ、ホイットニーの「I Will Always Love You」を熱唱中の高橋くんと、それを見守る岩淵くん。


昆虫キッズの配信はあした19日(月)22:30からも行われるそうです。
あと20日(火)のライブはメルマガに登録したら無料でみれるので、昆虫キッズのこと気になってるかたはぜひこの機会に!!!ウチの妹もゆきます。詳しくは→http://insectkids.blogspot.com/


しかしそのおかげでパラダイス間に合わず!!!今年初欠席ですわ!!!えーーーん!!!
あー、しかしやっと日記かけた。よかった。誰も待ってないけど。寝なきゃ。おやすみなさい。