恋のワルツずっと踊り続けて

あー、住所不定無職ほんとよかった!ほんとたのしかった!かっこいくてセクシーすぎるゾンちゃんのギター弾きっぷりもちっちゃいからだ全部でドラムを叩きながら「いくぞー!いくぞー!いくぞー!ワンツースリーフォー!」と叫ぶユリナちゃんも遠い目で空をみつめながら歌うヨーコちゃんもみんなサイコー!ステージに登場するだけでドキドキざわざわする!


いつものように「マジカルナイトロックンロールショウ」1曲目でスタート、ひまらやと続いて「あたしたちがロックンロールだー!」ジャカジャーン!ラナ〜ラナ〜♪歌詞まちがいまくりよヨーコさん!すでに最高!つづく「オーマイゴッド!マイガール!」はライブでは初披露。わあうれしい!しかしほんっとにびっくりするぐらい楽器がヘタで、演奏中も「おいおいおい大丈夫か?」と突っ込んでしまうほど。あんな危うい演奏、昨今のライブハウスではなかなか見れません。「農家の悲劇」も1番2番どっちも♪凶作だ〜!になってしまって年がら年中凶作ね。ほんとすばらしいなーとおもいました。かわいすぎる。しかもUFOクラブ、ものすごい大入り満員御礼だったんだけど「恋のテレフォンナンバー!リンリンリン!」でのゾンちゃんギター→ドラムへ、ユリナちゃんドラム→ギターへ、の楽器チェンジでいつもみたくゾンちゃん客席へ飛び込んでギターソロ弾きまくりミラーボールといっしょに回りまくりでかっこいかったです。吐きそうなぐらいかっこいかったです。


そしておいらはここまでほぼソラでいっしょに歌いまくり。住所不定無職の最大の魅力てやっぱ曲のよさで、自ら「キラーチューンをエクスプロージョンしてる」とゆうだけあってほんとに曲がポップですぐに覚えられる。なんならCD聞いてなくたってライブですぐ覚えられる。そんで簡単に誰でも歌える。そりゃ楽器があれだけヘタくそなんだから難しい歌なんか歌いません。「あの娘のaiko」のベースなんてわたしでも弾けるんじゃないか!と錯覚するもんね。わたしでもバンドできるんじゃないか!ってね。で、その錯覚こそロックンロールの原動力だと私は思う。だってとたんに価値観がぶっ壊されるもんつまり世界が変わる。きもちわるいけど、勇気とか希望とかってそうゆうことじゃないかなておもいます。インタビュー時、ユリナちゃんは「楽器がヘタだから人前に出れない、じゃつまんないと思います。やりたいときに(バンドを)やりゃあいいんだよ!」ってゆってたけどほんとにそのとおりで、その初期衝動だけでバンドがやれるんだ!とゆうことを、彼女たちは身をもって教えてくれる。音を鳴らすことってこんなに楽しくてキラキラキラキラしてるのね!って気づかせてくれる。だから住所不定無職のライブは楽しくて楽しくてしかたないんだと思います。


「住所不定無職のテーマ」がはじまって「これが最後の曲でーす」とユリナちゃん。ええええ〜!!あの曲もあの曲もやってないのに……とまじ凹みしてたら「オケレケレペプー」のリフはじまって「うそだよー!」って!!!!!えー!!!!!!てかまじでかわいかった……。アンコールは「世界で一番ステキなGIRL」だけどあんまりにもチューニング合ってなさすぎてなんかムズがゆいかんじ。このバンド……さいしょっからさいごまでこの調子か……さすがだな……と思いきやユリナちゃんが「もういっかいやらせてください」と、ゾンちゃんにチューニングさせる。も、なかなかチューニングが合わない。しまいにはヨーコちゃんが「あたしがチューニング狂ってるのかなー?」と言い出す始末。客席から「なんで誰もチューナー持ってないんだよ……」というつっこみが入ってました。ははは。けっきょくユリナちゃんのギターで再度「世界で〜」をやってから渚ちゃん!「高円寺の渚ちゃん」!!!トンちゃんと泣いて喜びました。うっとりしてるのもつかの間、ラストはユリナちゃんギターでゾンちゃんドラムによるビートルズ「She loves you」の日本語カバー!わあ!!最強!!!ユリナちゃんこれでビートルズの曲もう1曲おぼえたのね……!!とか思いながら聴きました。ああもうほんと最高だったよ。


ほんと最高のライブだったので観れなかったかたはさぞかし残念だったとおもいますが、PVを作られた橋本監督(名前まちがっていたらごめんなさい)がビデオ撮影されていました。わー!どっかでなんかみれるといいね!みんなで祈ろう!