甲斐性がなくてごめんな!

(そのとーり!)そのとーり!


夏のお肌の曲がり角。夜更かししてるばわいでわないのに!
月に1回ごっそり基礎化粧品をかうのでそのときいつも肌チェックしてもらってます。
今月はメラニン量がいつにないぐらいふーえーてーたー。
ほんと30歳をすぎたらちょっと夜更かししただけで顔いっぱい吹き出物。ほんとうにへこみます。自分がとってもへこみます。色がしろいからよけいに目立ちます。だから夜いっぱいケアするの。


なんか若いときって女性的であることに拒絶反応がない?ある?よね?
わたしは子供だったからかそれがすごいあって、お化粧とかすごいヤだったし服もいつも汚い古着をきてた。レコードを買うのだけが楽しかったし暇があったらレコード屋に行ってたし(家がきびしかったのでライブはぜんぜん行ってない)。
「かわいいこと」も「きれいなこと」も嫌いだった。嫌いというか、自分には似合わないと思ってたから拒絶してた。


女性の美しさ、豊かさ、楽しさ、みたいなのを知ったのは長谷部千彩さんのバァフアウトでのコラム。ラリックの脆い指輪のことや、アナログ盤は女の子には似合わないと断言する持論、香水のこと、料理のこと、バレエのこと、その切り口があまりに鋭くていちいち共感しては「大人になったらこんな女性になる!!!」とおもいっきし影響受けた。しかも本人もモデルさんみたいに細くてとても美しい方で。もっとも感受性がみずみずしい10代のころにああいうものに出会えたというのはとてもしあわせだったと今でも思う。


現役時代ふくめこれが3度目となる長谷部千彩さんの「有閑マドモワゼル」を、ふと思い再度読み直してる。何度読んでもやっぱり新鮮で鋭くておもしろい。いまでも目から鱗がボロボロ落ちる。これ読むと女に生まれてほんとうによかったわ!と思います。もっとゆうと女性とか男性とか関係ないくて、生まれてきてよかったわ!というかね。人生を謳歌するヒントとかゆうとヘンな啓蒙本みたいだけどそうじゃなくて、人生を楽しむのは自分がしっかり自分であることがすべてなのだ、と痛感します。彼女これ執筆時28歳だって!私それ越してるよ!そんなエレガントさ皆無なんですけど!


彼女がレディメイドをはじめられたときもリアルタイムで知ってたしまさか社長さんになるとは!てえらいびっくりした。あと小西康晴さんとの結婚も。どっちもぜんぜんそんなイメージなかったから。だけどやっぱり長谷部さんはいつも長谷部さんで、迷いがなくて一本筋が通ってて私は日記やコラムをストーカーのように追いながら相変わらずその考え方に生き方に感動したり打ちのめされたり勇気をもらったり自分も実行せねばと戒められたり、していまーす。


ちなみに「有閑マドモワゼル」の文庫本のラストのコラム「女たちよ」のなかで長谷部さんに取材してるのは私なんだー。えへへへ。自慢。




まだ原稿〜