君は僕を好きかい?

おばあちゃんに 花が届いたみたいです。
喜んでいました。もし時間があったら電話してみてください。


と、ママからメールがきたのでおばあちゃんに電話。


俺「もしもし?おばあちゃん?ともちゃんだよ。今日お花届いたんだって?」
婆「え?お花?届いてないよ。お花おくってくれたの?」
俺「ああ、あのね、お誕生日だったでしょ。だからお花おくったんだよ。もしかしたらまだ届いてないのかもね」
婆「本当?ともちゃんありがとね。届いたら電話するよ。ありがとね」


いま電話したけど花など届いてないそうです‥‥
と、ママにメール。そっこうママから
ごめんなさい!記憶が‥‥!!
との返信。


まぁ気にせずすごしていたらまたママから
智美から電話なんて来てないって。番号聞いてきたからいま電話あるよ。
とのメール。電話をみたら留守電が何件もめいっぱい入ってて、ぜんぶおばあちゃんからの「お花ありがとうね」留守電だった。


「ともちゃん、お花とどいたよ〜。ありがとうね〜。たまにはこっちにも遊びにきてね〜。じゃあね〜」


たぶん、おばあちゃんのこの先が長くないのを私は知ってて、だからできるだけ会いにいきたいと思ってる。誰かが死ぬときに涙が出るのは、もう二度と会えない悲しさと、十分に愛を伝えきれなかった自分のふがいなさに対する後悔、のような気がするから。
だけど、会いにいっても、会いにいったぶん、忘れられちゃうんだとしたら、それでおばあちゃんはしあわせだといえるのかなぁ。こないだ会いにいったことも忘れちゃったみたいだし、私という幻は、おばあちゃんのなかでどういうふうに残っていくんだろう。
「それでも会いにきてくれてるときはしあわせなんじゃないの」
てZ子がゆっていた。しあわせの気配が、かすかにでも残るならいいんだけど。
おばあちゃんがさみしくないならいいんだけど。


原稿はもうちょっとで終わりそう〜
お肌に悪い〜