あえて言わないだけです。

ミドリvs神聖かまってちゃん@リキッド。


♪ゆーめのENDはいつーもー目覚…ガガガガごごごごJWOP#'()=)$(')#'(サーーーっと幕が開いて「キャー!」あれ?左側にミドリ、右側にかまってちゃん。両バンドがセッティングしてオンザステージ。ハテナ顔のオーディエンスを尻目におもむろ後藤さん「せーのっ!」でジャーンケーンホイッ!先攻はミドリ!そう、この日のライブはミドリ→かまってちゃん→ミドリ→かまってちゃん…と1曲ずつを交互に演奏してくスタイル。1曲ずつで区切るとグルーヴとか勢いとかどうなのって思うけどスタートしょっぱなから飛ばすミドリ。個人的には好きじゃありませんが、でもやっぱり演奏うまいし一発でグルーヴを弾き出す瞬発力はさすが。後藤まりこさん、走っての子さん掴んでオデコをくっつけてメンチの飛ばし合い。演出もばっちりザ・ライブ!て感じの1曲目から凝縮された完璧なショウを目の当たりにした。続くかまってちゃん、「僕らも負けてられませんよー」てさあ曲に入るとこでの子ギターが未セッティング。2順目ではギター必要ないのに抱えたままでちばぎん氏に指摘されるの子さん。3順目では途中シールド外れギターが鳴り止むの子さん。挙句途中でドラムのみさこさんが蒸発、焦った3人は急遽monoさんドラムの「あるてぃめっとレイザー」を披露。  
                      

と、つくづく思ったのは、神聖かまってちゃんてドシロウトの軍団なのだなーとゆうこと。あれ、対決って意味で勝ち負け競ったら完全にミドリの勝ちだと思います。ミドリは演奏もステージングも演出もパーフェクトだった。プロだなーと思った。後藤まりこさん、煽るのも引くのも押すのも絶妙。かまってちゃんがいつもみたくダラMC入ると容赦なく順番すっ飛ばして演奏に入る。最後も「やる、やる」てゆって2曲ぶっ続け迫真のアクトを見せて引っ込んでった。「やる、やる」で完璧に空気を読んだメンバーらもすげーなと思いました。でも、なんか、ミドリが演奏してるときは楽しそーにダンスしてるmonoさんやの子さん、後藤まりこさんの攻撃にタジタジのmonoさんやの子さん、メンチ飛ばしてる最中に「あなたいい匂いがします」て口走るの子さん、後藤さんの「おまんこー!」に対して「おちんこー!」と叫んで「それはアカン!」と咎められるの子さん…計算じゃないとこで失敗したり暴走したりしてブレながら音を鳴らす神聖かまってちゃんが、だから私は好きなのだなあと、改めて浮き彫りになったなあ。そのドキュメンタリーの幅が、私にとってロックでありパンクなのだなぁって。ミドリは音のジャンルとしてはロックでありパンクであると思うけど、あのライブ自体は完璧なエンターテインメントだと思います。隙がない。かまってちゃんて、隙があって、笑える。それが、私がミドリを好きになれない/かまってちゃんを好きな理由なんだなあと、見てて思いました。


ミドリが終わってステージに戻ってきたかまってちゃんらは、ようやく水を得た魚のようにしゃべり出して好き勝手フリースタイルやって最後には「大人の事情的に言うと…もうちりとりをやる時間がないみたいなんだよね」by.ちばぎん。つうか、このちりとりの直前に曲紹介があったんですが、


の子「次が最後の曲です」
ちばぎん「ちりとりです」
mono「(ちばぎんに被せて)えー、じゃあ最後の曲を、ちばぎんから曲紹介してもらいましょーか!」
ちばぎん「ちりとりだって言ってんだろうが!(怒」


これが私にとって今日のハイライト。めちゃくちゃ笑ったわー。まさかの逆ギレ曲紹介。


ちりとり終了後にはミドリのメンバーが再登場、フルメンバーでの「夕方のピアノ」。終了後、の子さんに掴みかかり客席へブン投げ、自分も客席へダイヴする後藤まりこさん。ダイヴから戻ってきたところで再度の子さんの髪を引っ掴みそのまま唇を奪う後藤まりこさん。熱いくちづけのあとササッとステージを退場すんのがまじかっこよかった。漢だった。キッスのあと床に押し倒されたの子氏はしばらくしてムクッと立ち上がり、執拗に口を押さえてデレデレになりながらmonoさんになにかを訴えていました。かわいかった。


終わってから住所不定無職のユリナちゃんとばったり。「撃鉄がスベるとこ見に来たんですよー」てゆってたけど撃鉄、普通にかっこよかったです。プリミティブなロックンロールとハッピーダンスミュージックの融合て感じで、演奏うまいしボーカルのひと華あるしこれはお金の匂いがするぞーと思いました。てかユリナちゃん、ユニオン金野さんのこと「かねあつ」って呼んでた。わたしもマネしよーと。