耳の中には星の砂の忘れ物

パラダイス。呼詩さんの圧倒的な存在感。だけど4人ぜんいんで音に体重をのせている。「川の花嫁」で身体のふるえが止まらなくなりました。ブレイクでの祈りのような呪文のようなつぶやき、狂ったようなちぎれそうな絶叫、そしてふたたびメロディがかえる。あの壮大なドラマ。強烈なサイケデリック。堂々たるロックンロール。ひたすらトバされる。夢は、現実のほうかとわからなくなるぐらい自分が危うくなってそれでも、自分がほんとうに生きてるのがあの一瞬だけだったとしてもあの場所で命の跡が焦げ付くのならばかまわないとおもいました。パラダイスとなら心中してもいい。パラダイスが音楽を鳴らしてる限りは。帰り道の歌舞伎町はほんとうにゆめのなかみたいでふわふわしていた。


パラダイスはほんと、あんな異次元レベルの化け物みたいなライブをここ毎回やっているのにあんなにもお客さんがいないのがくやしい。もっとみんなにみてほしい。これはわたしの傲慢な意見です。でもみてほしい。みてもらいたい。一部のロックマニアに狂信的に愛されてるだけみたいな、そんなスケールの小さいバンドじゃないと思うんだよパラダイスは。9月4日にレコ発あるそうなのでどなたか行きましょう。チケット代わたしが出してもいいですまじで。