街のあかりなんてひとつもいらないよ

きょうのおいらは世界一しあわせです。ハハハハ。


きのうはわざわざ千葉くんだりまで行って予想外にクライアントの偉いひとにめちゃくちゃ怒られました。予想外すぎてわたしジャケットも着てなかったつーの。どんだけクールビズだよ。冬だよ。しかも相手があんまり怒ってるモンだから逆に笑いそうになった。他人の真剣な感情てなんでこんなにおもしろいんだろう。しかしそのせいでaikoライブ開演ギリギリになってしまい渋谷駅からNHKホールまでひたすら走った。肺が痛くなるほど走った。たぶん一生分の全速力を使い果たしました。金輪際わたしは全速力を発揮しないことでしょう。ああいうときの歩きタバコってマジで殺したくなるな。


aikoライブはaikoが登場する瞬間の会場の熱気による空気の振動みたいのがとてもすごいなといつも思うんだけど、NHKホール規模だとそうでもなかったな。花道もないしモニターもないし、おもちゃのライブみたいな感じだった。てゆうか客がステージに向かって腕をゆらゆらさせるあの動きなんなのきもい。こいつらとは一生歩み寄れねえなとおもいました。周りの温度が上昇するにしたがって急速に冷めていく私の温度。同意を求めようとふと左をみるとまさかの号泣妹。びびって声がかけられませんでした。5曲めぐらいまでずっと号泣してたよあの娘。横目でチラ見で笑った。他人の真剣な感情てなんでこんなにおもしろいんだろう。


aikoはさすがに最終日だけあって声がガラガラ。喉の調子悪そうだなーと思ってたけど歌のときはめちゃ出てたなあ声。さすがプロ。あと特筆すべきは……「より道」のロックバージョンかなあ。「より道」いい曲ですよねピアノの。それがロックバージョンになって売れない80年代のロックバンドみたいなアレンジになってて愕然とした。あとラスト「天の川」の歌終了後のaikoコーラスというかスキャットというか。aikoのボーカルにリヴァーヴかかってて相当よかった。光の演出も相俟って幻想的だった。これまでライブ何度もみてるけどああいう実験的な感じは初めてみました。今回のシングルの3曲目のアレンジも歌謡曲としてはかなり無茶な感じだし、ちょっとおもしろいなーとおもいます。あ、あとは2回目のアンコールがあったのは初めて。これは最終日ならではの演出ですか彼の落書き。好きな曲です。


まあ全体的に思ったのはaikoのライブで会場のみんなと一体化するのはわたしには一生無理だけど、でもaikoのライブに行くとコミュニケーションのなんたるかを突きつけられる。で、それは、いまのライブハウスシーンにも必要……とまでは言わないかもしれないけど、なんらかのヒントにはなると思うなあ。レコードが売れないと嘆いてるひとたちに対して。


ま、どうでもいい話。
あしたはこれ!


豊田道倫 生誕40年&NEW ALBUM『バイブル』発売記念 大コンサート】
2月7日(日) 渋谷O-nest
【ゲスト】久下惠生、昆虫キッズ 司会:ジャン相見 DJ:松本亀吉(溺死ジャーナル)
開場18:00/開演18:30  前売り¥2800/当日¥3300/共にドリンク別
★入場者先着100名様にDVD-R『裏バイブル』(撮影・編集:岩渕弘樹)をプレゼント。